みすず書房

ほんとうのお父さんがいたのよ

ドルト先生の心理相談 2

LORSQUE L’ENFANT PARAIT

判型 四六判 タテ188mm×ヨコ128mm
頁数 296頁
定価 3,080円 (本体:2,800円)
ISBN 978-4-622-08022-0
Cコード C1037
発行日 2002年12月10日
備考 在庫僅少
オンラインで購入
ほんとうのお父さんがいたのよ

ドルト先生はもともと小児科医になりたいと考えていました。しかし、フロイトの著作との出会い、精神病患者と接すること、によって精神分析に関心を抱きます。そして子どもの心理をテーマとする精神分析医となりました。「わたしは精神分析医であるが、同時に女・妻・母である」と語る先生の、ユーモアあふれる言葉がこころに響きます。

何にでも触りたがる子/自分の手に命令をする/ものの値段を知る権利/みんな一緒に、そして各人各様に楽しむこと/あなたは生まれたいと思っていて、わたしたちは子どもが欲しいと思っていたのよ/その年齢でしなければいけないこと(目次より)

目次

自らを助けるために手紙を書く
礼儀正しく迎える
実のお父さんがいたのよ
何にでも触りたがる子
良いほうの手なんてありません
物があるのはわたしたちの役に立つためです
ごらんなさい、お母さんはあなたのお尻を叩きたかったのよ
母親は絶望のあまり髪をかきむしり、息子は羽をむしられた鶏のよう
父親は乳のみ子ではありません
受け身なことは美徳ではありません
自分の手に命令をする
ものの値段を知る権利
空想の世界で
現実と空想
現実は現実の言葉の中に留めなければいけません
みんな一緒に、そして各人各様に楽しむこと
あなたは生まれたいと思っていて、わたしたちは子どもが欲しいと思っていたのよ
悪魔とは関係ありませんね
祝祭ですね?
それは嘘ではありません、冗談なのです
禁忌と軽蔑
ロメオとジュリエットは十五歳でした
水曜日の手紙
続 水曜日の手紙
精神療法、精神医学、機能回復訓練(リハビリテーション)、精神分析
その年齢でしなければいけないこと

訳者あとがき
索引

フランソワーズ・ドルト生誕100年

フランスでは誰もが知るドルト先生。2008年11月6日に生誕100年を迎え、ル・モンド紙やレクスプレス誌などの特集記事、記念の出版やテレビ・ラジオ放送のほか、ユネスコによるシンポジウムもパリで開かれました。ドルトがフランス中の人気をさらったラジオの育児相談番組の、放送開始は1976年のこと。そのころ赤ちゃんだった人たちも母親、父親の世代になり、ドルト先生の子育てはすっかりフランスに根をはっているのでしょう。