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大人の本棚

ボードレール パリの憂鬱


およそ150年前のこと、「十九世紀の首都パリ」(ベンヤミン)は劇的な変化を遂げようとしていた。詩集『悪の華』では、「都市の形態の/移り変わりの速やかなこと、ああ! それは人の心の変化にもまさる」と謳ったボードレール。その詩人が発明した新しい形式こそ、「散文詩」であった。詩(韻文)でないものによって詩(ポエジー)を創出するという逆説的な試みは、もう一つの『悪の華』であるのみならず、その後の現代詩の流れを決定した文学的事件にほかならかった。日本でも三好達治の翻訳以来、多くの読者を生み出してきた散文詩集の傑作『パリの憂鬱』を、端正にして明快な新訳でここにお届けする。この散文詩集の成立過程をたどれるように、詩人晩年の手紙を附録として収めている。


目次


アルセーヌ・ウーセイに
1 異邦人
2 老いた女の絶望
3 芸術家の告白の祈り
4 おどけ者
5 二重の部屋
6 人はみな噴火獣を背に負って
7 道化師とヴィーナス像
8 犬と香水壜
9 商売下手のガラス売り
10 深夜一時に
11 野蛮な女と気取った恋人
12 群衆
13 寡婦たち
14 老いた大道芸人
15 菓子
16 時計
17 髪のなかの半球
18 旅へのいざない
19 貧しい子供の玩具
20 妖精たちの贈物
21 誘惑  またはエロス、プルートス、栄光の女神
22 黄昏
23 孤独
24 計画
25 別嬪のドロテ
26 貧しい者の眼
27 英雄的な死
28 贋金
29 気前のいい賭博者
30 縄
31 性向
32 バッカスの杖
33 酔うがよい
34 もうすでに!
35 窓
36 描くという欲望
37 月の恵み
38 どちらが本当の彼女か
39 純血種の馬
40 鏡
41 港
42 愛人たちの肖像
43 粋な射手
44 スープと雲
45 射撃場と墓場
46 光輪の紛失
47 ビストゥリ嬢
48 ANY WHERE OUT OF THE WORLD  この世の外ならどこへでも
49 貧者たちをぶちのめせ!
50 気のいい犬たち
エピローグ

晩年の手紙から

訳者あとがき


著訳者略歴

シャルル・ボードレール
Charles-Pierre Baudelaire

1821年4月9日パリで生まれ、中学時代からロマン派の詩に傾倒して詩作を開始する。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
渡辺邦彦
わたなべ・くにひこ

1936年岐阜県に生まれる。1956年早稲田大学教育学部国語国文科中退、1960年早稲田大学第一文学部哲学科(西洋哲学専修)卒業。卒後は1997年定年退職まで出版社数社で編集・翻訳業務に携わる。現在フリーエディター。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。

この本の関連書


「ボードレール パリの憂鬱」の画像:

ボードレール パリの憂鬱

「ボードレール パリの憂鬱」の書籍情報:

四六判 タテ188mm×ヨコ128mm/296頁
定価 2,808円(本体2,600円)
ISBN 4-622-08069-9 C1398
2006年8月24日発行

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