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丸山眞男書簡集 3

1980-1986

著者
丸山眞男

〈シャモーニさんのLessing日本訳についての「論争」大へん面白く読みました。私には、Lessingを論ずる資格はまったくありませんが、翻訳のなかにふくまれる「文化接触」のケースとして、きわめて重要な問題と思います。一般的に言って、幕末明治以後、ヨーロッパ語の翻訳は、だんだん堕落した、というのが私の考えです。たとえば、アメリカの独立宣言の翻訳は、幕末の「西洋事情」の中にある福沢の意訳が一番、原意をよくつたえているのです。何というIronie〔皮肉〕でしょう!
お手紙に触れられた、ドイツの新しいtotalitar〔全体主義的〕な傾向は、ただただ驚くばかりです。戦時中の日本のmission schoolにたいする靖国神社参拝の強要などを連想させました。けれども、日本に報道された、ドイツの戦域核兵器配備に反対する大きなデモはすばらしいではありませんか。「唯一の被爆国」を売物にしている日本は顔色なしです。ああいう運動が高まって、レーガン政権の世界政策をけん制する力になることを願わずにはいられません〉(W・シャモーニ宛 1981年11月5日)

「闇斎学と闇斎学派」発表から、ドイツ語版『日本の思想』刊行にいたる〈校正〉書簡、バイロイト音楽祭再訪、『「文明論之概略」を読む』刊行まで。1980-1986年の201通を収録する。


目次


1980
家永三郎/阪谷芳直/高木博義/西田毅/中村哲/高畠通敏/緑川亨/入江昭/高見秋子/田口富久治/柳父圀近
1981
伊藤義夫/安光公太郎/入江昭/W・シャモーニ/西田毅/池田元/松島榮一/高見秋子/小田耕一郎/鎮目恭夫/家永三郎
1982
家永三郎/伊藤義夫/上原一郎/木下順二/近藤邦康/川口重雄/高木博義/山西龍郎/長田弘/清水靖久/入江昭/西田毅/萩原延壽/山本博/福田歓一/阪谷芳直
1983
家永三郎/小尾俊人/木下順二/西田毅/安田武/伊藤義夫/三谷太一郎/高木博義/安東仁兵衛/高橋眞司/堀孝彦/掛川トミ子/緑川亨/芳田誠一/松沢弘陽/岡義武/W・シャモーニ/松本三之介/藤高道也/萩原延壽/福田歓一/桑原隆次郎/池田元/長坂勉/W・ザイフェルト
1984
家永三郎/小尾俊人/木下順二/高木博義/檜垣眞澄/笹倉秀夫/津田智子/石田雄/富田恵子/北沢恒彦/山領健二/西田毅/川口重雄/安光公太郎/長坂勉/中村智子/大内力/遠矢浩規/田口富久治/福田歓一/安東仁兵衛/石川真澄/北沢方邦/青木やよひ/秋津伶/上原一郎/松本三之介
1985
遠矢浩規/家永三郎/笹倉秀夫/佐野誠/松本三之介/家永美夜子/中村哲/柳父圀近/三谷太一郎/水田洋/檜垣眞澄/川口重雄/田口富久治/福田歓一/高木博義/平松守彦/西田毅/千葉浩志/遠丸立/西田長壽
1986
家永三郎/上原一郎/川口重雄/高木博義/田口富久治/富田恵子/三谷太一郎/安田武/安光公太郎/山西龍郎/安西敏三/山口安昭/奥田晴義/福田歓一/檜垣眞澄/中村哲/大塚久雄/阪谷芳直/永山正昭/河原国男/岡義武/宮田光雄/遠矢浩規/中村淳/中村智子/平松守彦/金子仁洋/松沢弘陽
第3巻・関係年譜


著訳者略歴

丸山眞男
まるやま・まさお

1914年大阪に生まれる。1937年東京大学法学部卒業。1940年助教授、1950年教授。1961-62年ハーバード大学特別客員教授。1962-63年オックスフォード・セント・アントニーズ・カレッジ客員教授。1971年退官。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。

この本の関連書


「丸山眞男書簡集 3」の画像:

丸山眞男書簡集 3

「丸山眞男書簡集 3」の書籍情報:

四六判 タテ188mm×ヨコ128mm/328頁
定価 3,780円(本体3,500円)
ISBN 4-622-08103-2 C1331
2004年3月23日発行

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