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始まりの本

パリ、病院医学の誕生

革命暦第三年から二月革命へ

MEDICINE AT THE PARIS HOSPITAL, 1794-1848


「当時の医学は、私たち現代の「研究室医学」とはちがっていたし、また古代の「ベッドサイド医学」でもなかった。〔…〕この55年間には、その主要な要素にちなんで私たちが「病院医学」と名づけた、まったく特殊で独特な型の医学が起こったのである。〔…〕
病院を廃止しようとしたこの革命は、病院を改善し、医学の中心とした。公の医学教育を廃止しようとしたこの革命は、新しい非常に強力な医学教育を創造した。医学の廃止を夢みたこの革命は、医学の新時代を開いた。」
(本文より)

「解剖学のまなざしと臨床医学のまなざし、すなわち病理解剖学の屍体空間と臨床医学の病の時間とは、元来、地理と歴史の相違として、対立する構造をもっているからである。屍体空間と病の時間という異質なものが重なりあうことこそ、「臨床医学の誕生」の秘密であり、「病院医学の誕生」の秘密なのである。『パリ、病院医学の誕生』を『臨床医学の誕生』と重ねて「読む」意義は、そこにある。
(解説より)

いわゆるパリ臨床学派を描いてフーコー『臨床医学の誕生』と一対をなす。傑出した医学史家アッカークネヒトの画期的名著。


目次


まえがき
序文
第一章 哲学
第二章 病院
第三章 先駆者たち
第四章 学校
第五章 ピネルとビシャ
第六章 ブルセ
第七章 コルヴィザール、ベール、ラエンネク
第八章 折衷主義者
第九章 医学会と医学雑誌
第十章 袋小路
第十一章 治療
第十二章 外科
第十三章 衛生学
第十四章 専門分科
第十五章 政治的、医学的改革
第十六章 外国人学生と外国人医師
第十七章 文学と医学
後記

訳者あとがき
解説――「病院医学の誕生」の秘密の解読に向けて  (引田隆也)

略語一覧
原注
参考文献
事項索引
人名索引


著訳者略歴

アーウィン・H・アッカークネヒト
Erwin Heinz Ackerknecht

1906-88。医学史家。北ドイツ(現ポーランドのシュチェチン)に生まれる。医学を学び、1931年ライプツィヒ大学卒業。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
舘野之男
たての・ゆきお

1934年、栃木県に生まれる。1959年千葉大学医学部卒業、64年同大学大学院医学研究科修了。千葉大学医学部助教授、放射線医学総合研究所臨床研究部部長など歴任。放射線医学・核医学専攻。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
引田隆也
ひきた・たかや

1953年に生まれる。早稲田大学大学院政治学研究科博士課程単位取得退学、政治思想専攻。現在 東京国際大学教授。著書『政治思想の現在』(共著、早稲田大学出版部、1990)。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。

編集者からひとこと

『パリ病院――1794-1848』の邦題で、思索社から1978年に出ていた名著がよみがえります。 ...続きを読む »

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この本の関連書


「パリ、病院医学の誕生」の画像:

パリ、病院医学の誕生

「パリ、病院医学の誕生」の書籍情報:

四六変型判 タテ191mm×ヨコ130mm/384頁
定価 4,104円(本体3,800円)
ISBN 978-4-622-08360-3 C1322
2012年12月21日発行

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