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ユング 夢分析論

Die praktische Verwendbarkeit der Traumanalyse (1931);

Allgemeine Gesichtspunkte zur Psychologie des Traumes (1916/28/48); Vom Wesen der Traume (1945/48); L’analyse des reves (1909); Ein Beitrag zur Kenntnis des Zahlentraumes (1910/11); Symbols and the interpretation of dreams (1961/77)


〈夢とは象徴化を行う人間の能力を研究する上で最も一般的かつ普遍的にアクセス可能な源泉である〉

フロイトが「夢は願望充足であり、睡眠の守り手である」としたのに対して、ユングは、夢とは「あるがままの姿」でこころの状況を描くものであり、共同社会に適応するためにどうしても一面的にならざるをえない自我・意識に対する補償の役割を果たしている、と考えた。さらにユングは、夢の中にあらわれるのは無意識的内容が投影されているイメージであり、それは象徴性に満ちていて、言葉による言い換えのきかないものであること、夢分析においては初回夢が重要な意味を持ち、しかし一回の夢だけで判断するのではなく、それ以降の夢の流れ、シリーズの中で考える必要のあることなどを、心理療法の臨床実践を通して明らかにしていった。ユング心理学のキイワードである「集合的無意識」や「元型」も、そこから確固たるものになってゆく。
本書は夢に関するユングの主要な論文を集めたものである。「夢分析の臨床使用の可能性」「夢心理学概論」「夢の本質について」「夢の分析」「数の夢に関する考察」「象徴と夢解釈」の6編。夢についてのユングの考え方が網羅されるだけでなく、ユング心理学全体がコンパクトに表現されている。臨床家ユングの姿を生き生きと伝える本書は、「はじめてのユング」にもふさわしい。


目次


夢分析の臨床使用の可能性
夢心理学概論
夢の本質について
夢の分析
数の夢に関する考察
象徴と夢解釈

解題  横山博
訳者あとがき


著訳者略歴

カール・グスタフ・ユング
Carl Gustav Jung

1875年7月26日、スイス北部のケスヴィルにて生まれる。バーゼル大学卒業後、ブルクヘルツリ病院のブロイラーのもとで言語連想実験の研究に従事。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
横山博
よこやま・ひろし

1945年、石川県に生まれる。精神科医、臨床心理士。1970年京都大学医学部卒業。1970年代から大阪で精神医療改革運動に取り組み、当時劣悪だった日本の精神医療の環境の改善に努めた。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
大塚紳一郎
おおつか・しんいちろう

1980年、東京都に生まれる。臨床心理士。2002年慶應義塾大学文学部卒。2009年甲南大学大学院人文科学研究科博士後期課程単位取得退学。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。

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「ユング 夢分析論」の画像:

ユング 夢分析論

「ユング 夢分析論」の書籍情報:

四六判 タテ188mm×ヨコ128mm/296頁
定価 3,740円(本体3,400円)
ISBN 978-4-622-08517-1 C1011
2016年8月25日発行

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