個性化とマンダラ【新装版】

| 判型 | 四六判 | 
|---|---|
| 頁数 | 300頁 | 
| 定価 | 3,960円 (本体:3,600円) | 
| ISBN | 978-4-622-08548-5 | 
| Cコード | C1011 | 
| 発行日 | 2016年8月25日 | 
| 備考 | 現在品切 | 


| 判型 | 四六判 | 
|---|---|
| 頁数 | 300頁 | 
| 定価 | 3,960円 (本体:3,600円) | 
| ISBN | 978-4-622-08548-5 | 
| Cコード | C1011 | 
| 発行日 | 2016年8月25日 | 
| 備考 | 現在品切 | 

一見、円の中に花のようなものが描かれているだけの絵が、ユングの手にかかると、深い意味が付与され、生き生きと立ち現われてくる。
「個性化とマンダラ」は、ユング心理学の中でも最高の秘儀とも言うべきものである。ここにわけても重要な5論文を収め、一書となす。
ユングのいう「個性化」とは、無意識を統合し、個性的で自立した個人をつくるということである。もともとサンスクリットで「円」という意味をもつマンダラこそ、この「個性化」のシンボルである。ユングは自分の分析を受けたX夫人や他の人々のマンダラの絵を数多く紹介し、卓抜な解釈を加えていく。マンダラに現われる元型の個性的な意味の解明は、人間の豊かな可能性をまざまざとわれわれに示している。心の核心に迫るユングの達人的なわざは、見事というほかない。
[初版1991年9月]
1 生まれ変わりについて
2 意識、無意識、および個性化
3 個性化過程の経験について
4 マンダラ・シンボルについて
5 マンダラ
原注
訳注
訳者解説
訳者あとがき