みすず書房

マティスとルオー 友情の手紙

MATISSE-ROUAULT, CORRESPONDANCE 1906-1953

判型 A5判 タテ210mm×ヨコ148mm
頁数 328頁
定価 3,850円 (本体:3,500円)
ISBN 978-4-622-08564-5
Cコード C1070
発行日 2017年1月16日
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マティスとルオー 友情の手紙

「君がそれをやるべきだよ!」——マティス。
「もっといい絵を描きたい」——ルオー。
気質も画風も好対照。それゆえに惹かれ合い、ライバルとして高め合ってきたマティスとルオー。ふたりはパリ国立美術学校のギュスターヴ・モロー教室で出会って以来、マティスの死の直前まで50年にわたり手紙を交わし、家族ぐるみの交流をつづけた。恩師との思い出、フォーヴィスムの誕生、画商への愛憎、贋作騒動、「聖なる芸術」への熱情——ふたりの巨匠の創作の舞台裏。
2006年、かつてのルオーのアトリエで、マティスからルオー宛の手紙が発見された。以来、編者マンクをはじめ関係者による解読が進められる。真の教育者モロー、当代随一の画商ヴォラール、稀代の出版人テリアード、ヨーロッパ美術の渡し守りP・マティス……フランス絵画界の陰の立役者たちの人間ドラマが展開する、美術史の第一級史料。
図版75点、詳細年譜、関連地図を収録。

[本書籍は、「マティスとルオー」展(東京・大阪)の会場特典として別冊図録とセット販売(税込3980円)されております。
* 別冊図録のみの販売はありませんのであらかじめご了承ください]

目次

編者によるまえがき

マティス=ルオー往復書簡 1906-1953年

1906-07年 サロン・ドートンヌ事件
    マティスとコリウール
1930年 ふたりのマティス
    ニューヨークのピエール・マティス画廊
1934年 画商との確執
    ルオーとヴォラール
1937-38年 絵付けと舞台美術
    テリアードの挿絵本
1941年 占領地区と自由地区
    「熱意あふれる渡し守り」
1944年 解放前夜
1945年 ボノムという画家
1946年 「黒は色である」
    ルオーの初期版画——『ミセレーレ』と『ユビュおやじの再生』
1947年 ヴォラール裁判
1949年 聖なる芸術
1951年 古いなかンま
1952年 ユネスコ世界会議
1952-53年 最後の邂逅に向けて
    マティスへの質問状
1954年 エピローグ

謝辞
訳者あとがき  後藤新治
補遺  増子美穂
年譜
往復書簡一覧
図版一覧
訳註
原註
索引

書評情報

宮川匡司(編集委員)
日本経済新聞2017年1月
蜂飼耳(詩人・作家)
朝日新聞2017年2月26日(日)
森田睦(文化部)
読売新聞2017年3月8日(水)
中村隆夫(美術評論家)
東京新聞2017年3月26日(日)
赤旗
2017年4月9日
藤橋進
世界日報2017年5月7日