知の広場【新装版】
図書館と自由
LE PIAZZE DEL SAPERE
判型 | 四六判 |
---|---|
頁数 | 268頁 |
定価 | 3,740円 (本体:3,400円) |
ISBN | 978-4-622-08671-0 |
Cコード | C0000 |
発行日 | 2017年12月7日 |
備考 | 現在品切 |
LE PIAZZE DEL SAPERE
判型 | 四六判 |
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頁数 | 268頁 |
定価 | 3,740円 (本体:3,400円) |
ISBN | 978-4-622-08671-0 |
Cコード | C0000 |
発行日 | 2017年12月7日 |
備考 | 現在品切 |
自宅からインターネットで情報検索ができる時代に、そして市民の3人に1人が高齢者となる社会に向かって、町の図書館はどんな場所になれるのだろうか?
司書歴30余年、数々の図書館リノベーションにたずさわってきた著者が、来館者数を大きく伸ばしたイタリアの市立〈ペーザロ図書館〉、ロンドンの移民地区に新設され人気を集める市立図書館〈アイデア・ストア〉での経験を軸に、これからの図書館が考えなくてはならないこと、実行できることを具体的に指し示す。
「屋根のある広場」のような図書館には、自然と市民が集まってくる!
[初版2011年5月10日発行]
新装版へのまえがき
日本のみなさんへ
はじめに
〈第 I 部 図書館と町〉
第1章 ここ30年間の状況
1-1 近代化への試み
1-2 読書——少数派の習慣
1-3 図書館に行かない人についての調査
1-4 シンボリックなバリケード
1-5 新たなテクノロジーのインパクト
1-6 蔵書目録
1-7 大衆の個人主義
第2章 2010‐2030年とはどのような時代か
2-1 高齢化社会
2-2 学校の危機
2-3 知識経済学とは
第3章 広場、ベンチ、図書館
3-1 公共の空間に必要ないくつかのこと
3-1-1 広さ
3-1-2 レジビリティ
3-1-3 多様性
3-1-4 安全性
3-1-5 快適さ
3-1-6 出会いの場
3-2 中立であること、平等であること、会話が交わされること
〈第 II 部 小さなことに宿る神〉
第4章 ロンドンとペーザロ
4-1 ロンドン〈アイデア・ストア〉
4-2 ぺーザロ〈サン・ジョヴァンニ図書館〉
第5章 スーパーマーケットから学ぶ
第6章 案内標識を撤去する
第7章 邪魔な装備を取り払う
第8章 適した場所を見つける
第9章 ちょうどいい椅子を見つける
第10章 フレキシブルな図書館に
10-1 開館時間について
10-2 古びてゆく職業
10-3 図書館員の知と金箔職人の技
10-4 「パーソナル・トレーナー」としての図書館員
第11章 スカンピーアでムナーリを読む
むすび
17の忘れてはならないポイント
注
参考文献
謝辞
解説——公共図書館を知の広場にするために(柳与志夫)
〔口絵(カラー4頁、モノクロ8頁)では、世界的に評判の高い公共図書館のインテリアを写真で紹介〕