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形式論理学と超越論的論理学【新装版】

FORMALE UND TRANSZENDENTALE LOGIK

Versuch einer Kritik der logischen Vernunft


「近代の諸学に欠けているのは〈非常に広範ではあるが、しかし原理的に統一された意味での学問論的な諸問題と諸原理を、すべて包括する真の論理学〉つまり〈超越論的な論理学として、認識についての最も深い自己認識によって諸学の進路を照らして、諸学がそのあらゆる営為を理解しうるようにする論理学〉である」
「真の論理学は〈諸学に真の学問としての可能な意味を与えるような、超越論的な諸原理のシステム〉を明示しようとしている」

認識批判的に学問の基礎づけを行なおうとするフッサールにとって、重大な問題は、論理学の根本法則をいかに現象学的に基礎づけるかということであった。『イデーン』以後、1920年代の講義『受動的総合の分析』をへて、1931年『デカルト的省察』にはじまる後期フッサールに至る過程に書かれた本書(1928年『年報』10巻に発表)は、中期フッサールの代表作であり、『論理学研究』から『危機』書へと進んだフッサールの研究者としての長年の歩みを考えるとき、きわめて重要な書である。待望の日本語版が、ここにようやく成った。

[初版2015年1月23日発行]


目次


凡例
序論
予備的な諸考察

第一篇 客観的な形式論理学の諸構造と範囲

A 形式論理学の伝統から形式論理学の完全な理念への道程
第一章 命題論的分析論としての形式論理学
第二章 形式的命題論と形式数学
第三章 演繹的諸体系の理論と多様体論

B 形式的命題論および形式的存在論としての、形式論理学の二面性についての現象学的解明
第四章 諸対象についての見方と諸判断についての見方
第五章 意味論としての命題論と真理の論理学

第二篇 形式論理学から超越論的論理学へ

第一章 論理学の心理学主義と論理学の超越論的基礎づけ
第二章 超越論的‐論理学的な問題設定の最後の諸疑問、基本概念の諸問題
第三章 論理学が用いる理想化する諸前提と、それら諸前提についての構成的批判
第四章 論理学の諸原理の明証性批判から経験の明証性批判への回帰
第五章 超越論的哲学の問題としての、論理学の主観的基礎づけ
第六章 超越論的現象学と志向的心理学。超越論的心理学主義の問題
第七章 客観的論理学と理性の現象学
結語

付論一 統語法の諸形式と統語法の各素材。主要な諸形式と主要な各素材
付論二 判断の現象学的構成について。根源的‐能動的な判断作用と、その二次的な諸変様
付論三 《単純な無矛盾性の論理学》あるいは《単純な整合性の論理学》

訳者あとがき
人名索引・事項索引


著訳者略歴

エトムント・フッサール
Edmund Husserl

1859-1938。1859年4月8日、当時のオーストリア領に生れる。1876年ライプチヒ、ベルリン、ウィーンの各大学に学び、1883年学位を得る。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
立松弘孝
たてまつ・ひろたか

1931年名古屋に生れる。1953年南山大学文学部独文学科卒業。東京大学大学院修士課程を経て、1955-58年ボン大学で哲学専攻。南山大学名誉教授。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。

この本の関連書


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形式論理学と超越論的論理学【新装版】

「形式論理学と超越論的論理学【新装版】」の書籍情報:

A5判 タテ210mm×ヨコ148mm/392頁
定価 7,992円(本体7,400円)
ISBN 978-4-622-08683-3 C3010
2017年11月30日発行

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