福島第一 廃炉の記録
DECOMMISSIONING FUKUSHIMA
判型 | A4横 |
---|---|
頁数 | 120頁 |
定価 | 3,520円 (本体:3,200円) |
ISBN | 978-4-622-08684-0 |
Cコード | C0072 |
発行日 | 2018年3月1日 |
DECOMMISSIONING FUKUSHIMA
判型 | A4横 |
---|---|
頁数 | 120頁 |
定価 | 3,520円 (本体:3,200円) |
ISBN | 978-4-622-08684-0 |
Cコード | C0072 |
発行日 | 2018年3月1日 |
廃炉の現場を捉えた唯一無二の記録写真集。2018年3月1日刊。[和英併記]
今も数千人が働く福島第一原子力発電所の廃炉作業を、2014年から撮影し続けている写真家・西澤丞。氏の写真には、巨大な原子炉の周囲で懸命に働く人々の姿や、今も残る津波の爪痕、真新しい設備群の内部、ガレキの積み重なる放射性廃棄物の保管庫など、福島第一のまさに現場の姿がとらえられています。
本書は、廃炉作業が現在も進行中であり、まだ始まったばかりであることを実感できる、唯一無二のフォトドキュメンタリーです。西澤氏の150点を超える写真に解説・図版を添え、すべての本文に英訳を併記していることが大きな特徴です。資料的価値の高い、読み応えたっぷりの記録写真集として刊行します。
「自分にできることは、何なのか。
——この撮影に関して、私は、何かしらの意見を伝えることを目的にしているのではない。ただ、現場に行くことができない人に対して判断材料を提供したいと考えている。原子力発電については、さまざまな考えがあるだろう。しかし、福島第一原子力発電所の廃炉作業については、どのような形になるにせよ解決しなければならず、今の現役世代だけでは完了できない課題であることも確かだ。そのため、できる限り多くの記録を残しておくことが大切だとも考えている。唯一、個人的に伝えたいことがあるとすれば、それは、現場には一生懸命に働いている人が大勢いるということ。それだけだ。 」
(序文より)
序文
Introduction
2011.03-2014.06 事故発生から本書の撮影開始まで
Key events from the earthquake disaster to the start of photo documentation
2014
構内地図
Maps of the power station grounds
汚染水処理工程
Contaminated water treatment process
2015
遮水壁・サブドレン・地下水ドレン
Impermeable wall/Subdrain/Groundwater drain
2016
構内の放射線防護装備
Radiation protection equipment used on the power station grounds
現場点景
Everyday scenes at the power station
2017
原子炉の現況
Current state of nuclear reactors
廃炉工程表
Main Target Processes toward decommissioning
廃炉技術の研究開発
Research and development related to decommissioning technology
本書に掲載した写真(4-5頁、15頁、74頁の地図、114-115頁の写真は除く)は、著者が東京電力ホールディングス株式会社のウェブサイト内「伝える。遺す。廃炉の記録。」のために撮影した写真です。一部の写真を除き、同社ウェブサイトに掲載されています。
毎日新聞3月6日(火)夕刊に記事掲載
「読書日記」今週の筆者は文化人類学者 上田紀行さん「現代文明問う「現場」の写真」
『AERA』2018年3月12日号(3月5日発売)に記事掲載
「フクシマで続く現実 写真家が見つめた東電福島第一原発」
読売新聞3月5日(月)に記事掲載
「震災7年 まなざしの軌跡」第1回「「福島」を撮る」
北海道新聞3月2日(金)夕刊に記事掲載
「廃炉の記録次代に 群馬の写真家・西澤さん 福島第1原発で撮った150枚超 写真集出版」
『ニュートン』2018年4月号(2月26日発売)に記事掲載
「福島第一原発は今 廃炉作業はどこまで進んだのか」
福島民報2月27日(火)に記事掲載
毎日新聞2月14日(水)夕刊に記事掲載
「福島第1原発 廃炉の記録、次世代に 現場で3年半撮影」
NHK福島2月1日(木)放送「はまなかあいづ」内で紹介