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マクヒュー/スラヴニー 現代精神医学

THE PERSPECTIVES OF PSYCHIATRY

2nd edition


心脳問題、さまざまな学派による派閥主義、DSMという診断名のカタログ――。精神医学はなぜ扱う者によって多様になり、かくも理解が困難な学問になってしまったのだろうか?
現在の精神科医が立脚するすべての立場は、あくまで精神医学の部分的な理解にすぎず、立場によって患者そのものが異なって見えていると著者たちは言う。本書はそうした多種多様な表れ方、そして捉えられ方をする精神障害を4つの観点を用いて分類し、治療の体系化を試みるものである。
患者は何を「もっている」か(疾患)、患者は生来何で「ある」か(特質)、患者は何を「行っている」か(行動)、そして患者は何に「直面している」か(生活史)。この4つの観点によって解決すべき問題が明らかになり、はじめて患者の人生をよりよく変化させうる方法を選択することができるのである。
データサイエンスが医学を席巻する時代において、学派を超えて共有すべき精神医学の役割とは何か。長らくジョンズ・ホプキンス大学精神医学部門を牽引してきた著者たちによる、臨床と研究のためのベーシックテキスト。


目次


目次
日本語版への序文  
読者への手引き
まえがき

第I部 精神医学の診断と説明
第1章 心脳問題と精神医学の構造
第2章 派閥争い――精神医学における混乱のもう一つの源
第3章 精神医学における分類とDSM-IV

第II部 疾患の観点の概念
第4章 疾患の観点――精神医学におけるその前提、歴史、利点と限界
第5章 疾患概念、これまでにわかっている精神障害の神経病理による例示
第6章 疾患の概念はあるが、神経病理が解明されていない精神障害への適用
第7章 双極性障害――情動領域における疾患
第8章 統合失調症

第III部 特質の観点の概念
第9章 特質の観点――階級的、定量的、気質的な区別
第10章 低知能状態――測定しうる範囲内での分類
第11章 気質、感情の特質、そしてパーソナリティ障害
第12章 感情、ライフイベント、気質の特質、そして治療

第IV部 行動の観点の概念
第13章 行動の観点
第14章 動機づけられた行動の特徴
第15章 行動障害の原因
第16章 行動障害の治療原則
第17章 神経性過食症――段階的変化を通して治療される行動
第18章 ヒステリー
第19章 自殺

第V部 生活史の観点の概念
第20章 生活史の観点
第21章 臨床における生活史の観点の活用――威力、過程そして落とし穴

第VI部 四つの観点の臨床的適用
第22章 四つの観点の臨床的適用
第23章 総括

補遺 信頼性と妥当性
監訳者あとがき
原注
索引
訳者一覧


著訳者略歴

ポール・マクヒュー
Paul R. McHugh

ハーバード大学卒業。米英の病院での研鑽を経て、コーネル大学、オレゴン・ヘルスサイエンス・センターの精神科教授などを歴任。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
フィリップ・スラヴニー
Phillip R. Slavney

アルバート・アインシュタイン医科大学卒業。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
澤明
さわ・あきら

東京大学医学部卒業、同大学院医学研究科修了(臨床精神医学専攻)。現在、ジョンズ・ホプキンス大学統合失調症疾患センター長、ジョンズ・ホプキンス大学医学部ならびに公衆衛生学学部教授、エンダウドチェア。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。

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マクヒュー/スラヴニー 現代精神医学

「マクヒュー/スラヴニー 現代精神医学」の書籍情報:

A5判 タテ210mm×ヨコ148mm/440頁
定価 7,776円(本体7,200円)
ISBN 978-4-622-08689-5 C1011
2019年6月17日発行

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