実践感覚 1【新装版】
LE SENS PRATIQUE

判型 | 四六判 |
---|---|
頁数 | 288頁 |
定価 | 4,180円 (本体:3,800円) |
ISBN | 978-4-622-08749-6 |
Cコード | C1010 |
発行日 | 2018年10月9日 |
備考 | 現在品切 |

LE SENS PRATIQUE
判型 | 四六判 |
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頁数 | 288頁 |
定価 | 4,180円 (本体:3,800円) |
ISBN | 978-4-622-08749-6 |
Cコード | C1010 |
発行日 | 2018年10月9日 |
備考 | 現在品切 |
本書は、名実ともにブルデュの主著である。本書の原型となる《実践の理論粗描》(1972)の公刊以来、彼の思索と理論的構想のほとんど全てが、人間の実践の解明に注がれ、このブルデュ社会学の記念碑的業績にと結実した。
ブルデュは、社会を無意識に律している諸構造を解明する構造主義に対し、その構造を支え、再生産する人間の〈実践=日常的・慣習的行動〉の解明に向かう。そして彼の場合、自由な行為の領域に属する〈科学的・理論的実践〉もまた、慣習的行動の観点から考察される。ハビトゥスやへクシスと不可分の諸々の〈慣習行動〉から〈知的実践〉まで、この広大な人間の実践領域を把握する理論の構築が、ブルデュの壮大な意図である。
そのためには、現代の主要な認識様式との批判的対話が前提とされる。一つは、レヴィ=ストロースの人類学に象徴される構造論的客観主義であり、一つは、サルトルに示される現象学的主観主義である。両者を批判しつつ、同時にその真実を包摂しうる理論的構図——それが、第一巻〈理論理性批判〉において展開される。ブルデュの仕事は、まさに現代の社会諸科学の最も重要な課題への挑戦に他ならない。全2巻。
[初版1988年8月発行、新装版2001年6月発行]
序文
第一部 理論理性批判
序言
第1章 客観化を客観化する
第2章 主観主義の想像的人類学
第3章 構造、ハビトゥス、実践
第4章 信念と身体
第5章 実践の理論
第6章 時間の働き
第7章 象徴資本
第8章 支配の様式
第9章 主観的なものの客観性
注
あとがき