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鼓動が止まるとき

1万2000回、心臓を救うことをあきらめなかった外科医

FRAGILE LIVES

A Heart Surgeon’s Stories of Life and Death on the Operating Table



「心臓手術には例外なくリスクがある。執刀する私たち医者は、振り返らない。私たちは次へと進む。いつだって、結果がよりよいものになると期待する。そして、決してそれを疑ってはならない」
私たちの心臓は1年間で3100万回、80年生きたとすれば、25億回の拍動をつづける。毎日全身には、6000リットル以上の血液が送り出される。この途方もない偉業を、私たちはどうして機械にやらせたり、他人の心臓で代用できると考えたのだろうか?
ウェスタビーは、その生命の鼓動を刻む臓器の手術に挑みつづける。心臓が右側にある男の子、5度も同じ心臓疾患に冒された女性、人工心臓によって7年もの「追加された人生」を生きた医師。ひとつとして同じ心臓などなく、どの患者にも手術台の上で胸を切り開かれるまでの人生があった。ウェスタビーがあきらめることは、いつでも目の前の患者の人生の終わりを意味した。
心臓が動かなくなるより不幸なことは、人生には訪れない。もしそれまでの人生がどれほど苦しみに満ちていたとしても。そしてもしそれからの人生が、他人の心臓や機械の心臓とともに生きる戦いの日々だったとしても――。


目次


まえがき  
第1章 エーテル・ドーム
第2章 小さな一歩から
第3章 ブロック卿の長靴
第4章 タウンシップの少年
第5章 名前のない少女
第6章 二つの心臓を持つ男
第7章 ジュリーの心臓を守れ
第8章 黒いバナナ
第9章 ドミノ心臓
第10章 バッテリーに頼る命
第11章 アンナの物語
第12章 ミスター・クラーク
第13章 アドレナリン・ラッシュ
第14章 絶望
第15章 二重の危険
第16章 命は彼らの手の中に
あとがき
謝辞
監修者解説
用語集


著訳者略歴

スティーヴン・ウェスタビー
Stephen Westaby

1948-。世界的に有名な心臓外科医にして、植え込み型人工心臓手術のパイオニア。35年のキャリアの間、外科医としていくつもの英国最高峰の病院で働き、1万2000回以上の心臓手術を行った。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
小田嶋由美子
おだじま・ゆみこ

翻訳家。明治大学大学院法学研究科卒。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
勝間田敬弘
かつまた・たかひろ

大阪医科大学外科学講座胸部外科学教室教授。心臓血管外科専門医。金沢大学医学部卒業。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。

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「鼓動が止まるとき」の画像:

鼓動が止まるとき

「鼓動が止まるとき」の書籍情報:

四六判 タテ188mm×ヨコ128mm/336頁
定価 3,300円(本体3,000円)
ISBN 978-4-622-08754-0 C0036
2018年12月3日発行

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