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続・世界文学論集

ESSAYS ON WORLD LITERATURE - Volume II


クッツェーは小説作品で、北と南、男と女、人間と動物、自己と他者をめぐるモラルを探究してきた。『マイケル・K』『恥辱』『サマータイム、青年時代、少年時代』『イエスの幼子時代』は新たな古典となっている。すぐれた書き手であるクッツェーはまた、現代最高の読み手でもある。
『世界文学論集』につづく本書には、近年アルゼンチンの出版社「アリアドネの糸」からクッツェーが刊行したスペイン語版「個人ライブラリー」への序文も含まれている。フォード・マドックス・フォード『かくも悲しい話を……』、ホワイト『球形のマンダラ』、ヴァルザー『助手』、クライスト『O侯爵夫人/ミヒャエル・コールハース』、ホーソーン『緋文字』。どのエッセイにも、簡潔な筆致で対象のエッセンスを浮かび上がらせる巨匠の芸が見られる。
さらに、ゲーテの小説、ホイットマンの詩を語り、シュルツやネミロフスキーなどユダヤ系作家の作品を論じ、ソール・ベロウやナイポールの長編小説を読み込む、クッツェーの批評的センスは衰えを知らない。現代における世界文学の価値の定立者、維持者から贈られる、とびきり上質の読書への導きの書。


目次


ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ『若きヴェルターの悩み』
ハインリヒ・フォン・クライスト――二つの物語
ウォルト・ホイットマン
ナサニエル・ホーソーン『緋文字』
ヘンドリック・ヴィットボーイの日記
イタロ・ズヴェーヴォ
フォード・マドックス・フォード『かくも悲しい話を……』
ローベルト・ヴァルザー『助手』
フワン・ラモン・ヒメーネス『プラテーロとわたし』
ブルーノ・シュルツ
ユダヤ人作家イレーヌ・ネミロフスキー
若き日のサミュエル・ベケット
パトリック・ホワイト『球形の曼陀羅』
ソール・ベロウの初期小説
アントニオ・ディ・ベネデット『サマ』
V・S・ナイポール『ある放浪者の半生』

訳者解説


著訳者略歴

J・M・クッツェー
J. M. Coetzee

1940年、南アフリカのケープタウン生まれ。ケープタウン大学で文学と数学の学位を取得。65年に奨学金を得てテキサス大学オースティン校へ。ベケットの初期作品の文体研究で博士号取得。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
田尻芳樹
たじり・よしき

1964年生まれ。東京大学大学院博士課程中退。ロンドン大学で博士号取得。現在、東京大学大学院総合文化研究科教授。専攻はイギリス文学。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。

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続・世界文学論集

「続・世界文学論集」の書籍情報:

四六判 タテ188mm×ヨコ128mm/264頁
定価 5,500円(本体5,000円)
ISBN 978-4-622-08854-7 C0098
2019年11月10日発行

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