「みすず書房」ページ内リンク

  1. 「メインメニュー」へ移動
  2. 「みすず書房の本の検索メニュー」へ移動
  3. 「本文」へ移動
  4. 「サイト利用ガイド」へ移動



量子論【新装版】

QUANTUM THEORY

著者
D・ボーム
訳者
高林武彦
訳者
井上健
訳者
河辺六男
訳者
後藤邦夫

〈最も重要な概念の変化について、ここで手短かに要約しておこう。第一に、連続的な、精密に定義される軌道という古典的概念は、不可分な遷移の系列による運動の記述の導入によって根本的に変更された。第二に、古典論の厳密な決定論にかわって、近似的かつ統計的な性格の因果律の概念が用いられることとなった。第三に、要素的な粒子が決して変らない“内在的な”性質をもつという古典論の仮定は、それが周りの環境によってどうあつかわれるかに依存して、波のようにも粒子のようにもふるまうことができるという仮定でおきかえられた。〉(「序」より)
オッペンハイマーやアインシュタインと研究をともにし、量子力学に寄与した物理学者が、1951年に刊行したコペンハーゲン解釈による量子論の教科書。古典論との関係を実験と理論を通じて説明し、定性的・物理的に叙述を展開する。

[初版1964年5月30日発行]


目次


第 I 部 量子論の物質的定式化
1. 量子論の起原
2. 初期量子論の展開
3. 波束とde-Broglie波
4. 確率の定義
5. 不確定性原理
6. 物質の素粒子性と波動性の対立
7. 導入された量子的な諸概念の総括
8. 物質の量子的本性の物質的描像を組立てる試み

第 II 部 量子論の数学的定式化
9. 波動函数、演算子、Schrödinger方程式
10. ゆらぎ、相関、固有函数

第 III 部 簡単な体系への応用。量子論の定式化の一層の拡張
11. 箱型ポテンシャルに対する波動方程式の解
12. 量子論の古典的極限WKB近似
13. 調和振動子
14. 角運動量と3次元の波動方程式
15. 動径方程式の解、水素原子、磁場の効果
16. 量子論のマトリックスによる定式化
17. スピンと角運量

第 IV 部 Schrödinger方程式の近似的解法
18. 摂動論、時間に関係する摂動と時間に関係しない摂動
19. 縮退のある場合の摂動論
20. 瞬間的摂動と断熱的摂動

第 V 部 散乱の理論
21. 散乱の理論

第 VI 部 観測過程の量子論
22. 観測過程の量子論
23. 量子的概念と古典的概念との関係

あとがき
索引


著訳者略歴

D・ボーム
David Bohm

1917-1992。アメリカ、ペンシルヴァニア州に生れる。1939年ペンシルヴァニア州立カレッジにてB.S.を、1943年カリフォルニア大学(バークレー)にてPh.D.を取得。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
高林武彦
たかばやし・たけひこ

1941年東京大学物理学科卒業。名古屋大学名誉教授。理学博士。専攻 理論物理学、物理学史。1999年歿。

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
井上健
いのうえ・たけし

1941年京都大学物理学科卒業。京都大学名誉教授。理学博士。専攻 素粒子論。2004年歿。

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
河辺六男
かわべ・ろくお

1948年名古屋大学物理学科卒業。大阪医科大学名誉教授。専攻 素粒子論。2000年歿。

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
後藤邦夫
ごとう・くにお

1955年名古屋大学物理学科卒業。桃山学院大学名誉教授。専攻 理論物理、物理学史、科学技術社会論。2019年歿。

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。

この本の関連書


「量子論【新装版】」の画像:

量子論【新装版】

「量子論【新装版】」の書籍情報:

四六判 タテ188mm×ヨコ128mm/752頁
定価 8,360円(本体7,600円)
ISBN 978-4-622-08862-2 C3042
2019年10月9日発行

この本を購入する