精神疾患と心理学【新装版】
MALADIE MENTALE ET PSYCHOLOGIE

判型 | 四六判 |
---|---|
頁数 | 184頁 |
定価 | 3,520円 (本体:3,200円) |
ISBN | 978-4-622-08902-5 |
Cコード | C1010 |
発行日 | 2020年4月1日 |
備考 | 在庫僅少 |

MALADIE MENTALE ET PSYCHOLOGIE
判型 | 四六判 |
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頁数 | 184頁 |
定価 | 3,520円 (本体:3,200円) |
ISBN | 978-4-622-08902-5 |
Cコード | C1010 |
発行日 | 2020年4月1日 |
備考 | 在庫僅少 |
「ここで二つの問いが問われる。どのようなふうにして、われわれの文化は、病に逸脱の意味を与え、排除されるべきものとしての地位を、病人に与えるようになったのであろうか。それにもかかわらず、社会が自らの姿をそこにみとめようとしない病のかたちの中に、じつは社会がかえって自らを表現しているというのは、どういういきさつによるのであろうか。」
その後の理論展開を準備した、フーコーの最初の著書。第一部「病の心理学的次元」では、精神病理学を形成してきた三つのアプローチを紹介しながら、その基盤に対して認識論的批判を行う。さらに、第二部「狂気と文化」では、狂気をその文化自体のポジティヴな表現と説き、ヨーロッパの歴史をたどり、その研究の新たな方法を論じる。「哲学入門」というシリーズの一つとして刊行された、最良のフーコーへの入門書。
[初版1970年2月5日]
序
第一章 精神の医学と身体の医学
第一部 病の心理学的次元
第二章 病と進化発達
第三章 病と個人の生活史
第四章 病と実存
第二部 狂気と文化
序
第五章 精神疾患の歴史的形成
第六章 総体的構造としての狂気
結論
精神医学史年表
訳注
訳者あとがき
人名索引