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今日のトーテミスム【新装版】

LE TOTEMISME AUJOURD’HUI


19世紀以来、《未開》社会のある社会集団と特定の動植物や無生物(トーテム)との間に交わされる特殊な制度的関係はトーテミスムと呼ばれ、幾多の実地調査が重ねられてきた。しかしそれぞれの《未開》社会を調べるほどに、各事例の間には一般化できない種々の差異があることが分かってきた。
レヴィ=ストロースは、従来のトーテミスム理解は、人間と自然を非連続として捉えるキリスト教的思考の恣意と幻想にすぎないと批判する。フレイザー、ボアズ、マリノフスキー、デュルケームなどのトーテミスム理論を分析しつつ、トーテミスムについての新しい捉え方の先駆をルソーやベルクソンに見いだし、現実(自然)を前にした人間精神の操作、論弁的な思考の構造を明らかにする。
《未開》社会の中に、人間性の普遍性を探った構造主義人類学宣言の書。『野生の思考』の序説をなす。

[初版1970年発行、〈みすずライブラリー〉版2000年発行]


目次


今日のトーテミスム
 序論
 第1章 トーテム幻想
 第2章 オーストラリアの唯名論
 第3章 機能主義的トーテミスム
 第4章 知性へ
 第5章 心の中のトーテミスム

人類学の課題

あとがき(1970年5月)
みすずライブラリー版あとがき
文献
主要用語解説


著訳者略歴

クロード・レヴィ=ストロース
Claude Lévi-Strauss

1908-2009。ベルギーに生まれる。パリ大学卒業。1931年、哲学教授資格を得る。1935年、新設のサン・パウロ大学に社会学教授として赴任、人類学の研究を始める。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
仲澤紀雄
なかざわ・のりお

1930年東京に生まれる。1953年東京大学教養学部教養学科フランス科卒業。フランス哲学・思想専攻。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。

この本の関連書


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今日のトーテミスム【新装版】

「今日のトーテミスム【新装版】」の書籍情報:

四六判 タテ188mm×ヨコ128mm/256頁
定価 4,840円(本体4,400円)
ISBN 978-4-622-08903-2 C1010
2020年4月1日発行

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