みすず書房

ノーザン・ライツ

THE NORTHERN LIGHTS

判型 四六判 タテ188mm×ヨコ128mm
頁数 336頁
定価 4,400円 (本体:4,000円)
ISBN 978-4-622-08944-5
Cコード C0097
発行日 2020年10月16日
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ノーザン・ライツ

カナダ、マニトバ州北部の凍て付く自然。母親と従妹と暮らす14歳のノアが、地図製作者の父親が持ち帰った短波ラジオで最初に聞いたのは、親友ペリーが割れた氷から一輪車ごと湖に落ちたという報せだった。死んだペリーの両親の村で次の夏も過ごすと決めたノア、村には先住民クリーの人びと、罠猟師、宣教師、そして行方不明の父親までが……。物語は後半、大都会トロントの映画館〈ノーザン・ライツ〉に舞台を移し、そこでノアと家族は思いもかけぬ出会いを経験する。
デヴィッド・ボウイが「人生を変えた100冊」に選んだ長編小説『バード・アーティスト』の作者ハワード・ノーマン。そのデビュー作『ノーザン・ライツ』は、出版されるや称賛を受け全米図書賞候補となった。
「とても好きな本だ。やさしく、おかしく、ミステリアスで、真実に満ちていて、それゆえに美しい」(『遥かな海亀の島』のピーター・マシーセン)「おかしく、かなしく、やさしく、果敢である……初雪が降った野についた、最初の足跡のような本」(『闇の左手』のアーシュラ・K・ル=グウィン)。
1950年代後半の少年の心と成長を描いて切々と胸に迫る、この小説を読んだ者の心には、オーロラの光が残ることだろう。

目次

第一章 一輪車
第二章 パドゥオラ・レイク
第三章 カワウソの少女に誘惑された説教師
第四章 見えないものをたしかめる
第五章 ひとりのオーケストラ
第六章 いとこの手紙
第七章 〈ノーザン・ライツ〉
第八章 池の上を無線の声が滑る

2001年ピカドール版への序文

訳者あとがき

ここでは死者たちも生きている

編集者からひとこと

書評情報

有好宏文
(翻訳家)
北海道新聞 2020年12月6日
越川芳明
(明治大学教授)
日本経済新聞 2020年12月19日