シベリア抑留関係資料集成【新装版】

判型 | A5判 |
---|---|
頁数 | 1004頁 |
定価 | 19,800円 (本体:18,000円) |
ISBN | 978-4-622-08958-2 |
Cコード | C3021 |
発行日 | 2020年8月24日 |

判型 | A5判 |
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頁数 | 1004頁 |
定価 | 19,800円 (本体:18,000円) |
ISBN | 978-4-622-08958-2 |
Cコード | C3021 |
発行日 | 2020年8月24日 |
シベリア抑留問題について、私家版を含め、ゆうに二千冊を超える回想記類が刊行されてきたなかで、わが国唯一の客観的な資料集。
開示された旧ソ連の資料を含む193編の資料および付録類によって、シベリア抑留に至る経緯から、極東・シベリア・中央アジア・モンゴル・北朝鮮・南樺太など各地域での抑留の実態、帰還および帰還後の問題など、その全貌が明らかにされる。また、米国および米占領軍の公文書も収録するマルチ・アーカイヴァルな構成によって、これまでの「ソ連国家の犯罪」という認識枠組の背景にあるソ連の国内事情や国際世論対策、さらに抑留問題の処理がいかに米ソ冷戦に規定されていたかなど、客観的・立体的に流れを知ることができる。(本書では約半分が翻訳資料。)付録として、地図・年表ほか、巻末には、これまで刊行された「シベリア抑留体験記」のほぼ全てを収めた膨大な書誌を付す。現代史研究に、新たなる道を拓く資料集。
[初版2017年1月25日発行]
凡例
資料の典拠
用語等の解説
地図
第一部 日ソ戦争と捕虜の抑留及び移送
第一節 ヤルタ密約から日本の降伏調印まで
日ソ中立条約/モロトフより日ソ中立条約廃棄の通告について/ソ連政府の対日開戦宣言/一般命令第一号に関する米ソ秘密外交書簡/日本軍捕虜に関する「ベリヤの指令」 23編
第二節 ソ連の捕虜規定及び収容所システム
捕虜収容所の設置に関する内務人民委員部命令/抑留ドイツ人の労働使役に関する国家防衛委員会決定 9編
第三節 日本軍将兵のソ連移送と初期収容
日本軍捕虜の受入れ、配置、労働使役に関する国家防衛委員会決定の実施に関するソ連内務人民委員部の命令/日本人捕虜の遺体の埋葬方法に関する内務人民委員指令 18編
第二部 虜囚生活と「民主運動」
第一節 虜囚生活——住居、衣服、食事、衛生、労働
日本人捕虜用食糧供給基準の変更と物品供給基準の導入に関する内相命令/病気の日本人捕虜二万人を朝鮮に搬送し、健康な日本人捕虜二万二〇〇〇人を朝鮮から搬出する件に関する内相命令/日本人捕虜と家族との文通を許可すべきだとするクルグロフ内相の報告 19編
第二節 政治教育と「民主運動」
捕虜の反ファシスト要員の養成に関する内務人民委員部命令/『日本新聞』第一〇八号「日本新聞友の会」結成呼びかけ/『日本新聞』第四二八号「帰国する兄弟たちへ」/スターリン大元帥へおくる感謝文 19編
第三節 「戦犯」摘発と裁判
銃殺された田中義久中佐に関する証言/反ソ犯罪行為を暴かれた日本人捕虜を逮捕し、裁判にかけることに関するソ連内務省、法務省、ソ連軍検事総長の指示 9編
第四節 諸地域——極東、シベリア、中央アジア、モンゴル、北朝鮮、南樺太ハバロフスク地方における捕虜・抑留者業務管理局の活動
一九四五—五〇年/モンゴルの収容所における捕虜処遇方法に関する訓令/ナホトカの赤い太陽——吉村隊と人民裁判/北朝鮮からの脱出、残留技術者の回想/樺太残留民の現況/南樺太地区未帰還者の全般資料 12編
第三部 抑留者たちの帰還と冷戦下日本
第一節 米ソ協定と送還収容所
ソ連地区引揚げに関する米ソ協定/第四七回連合国対日理事会における米ソ代表の日本人捕虜送還をめぐる論争/一九四八年に送還される日本人の人数削減を求めるモロトフのスターリンあて要請/日本軍に属した朝鮮人捕虜の送還に関する内相命令/日ソ共同宣言調印前夜の日本人捕虜・抑留者、ソ連残留者数に関する内務次官の報告/日本
人捕虜埋葬者数と墓地所在地 38編
第二節 舞鶴帰還と米ソの工作
ソ連引揚者感想文集/高砂丸・永徳丸引揚者から観た引揚者の動向/引揚援護寮落書集/ソ連から帰還した日本人捕虜の尋問に関する情報/抑留捕虜のスパイ徴募工作 12編
第三節 政府の引揚施策と帰還者たちの運動
在鮮邦人の引揚状況/引揚援護「愛の運動」/入党した帰還者諸君へ/一九四九年帰還第一船/ルポルタージュ・舞鶴/衆議院考査特別委員会における菅季治証言 22編
第四節 長期抑留者たちとその引揚
帰国に関する日ソ赤十字社共同コミュニケ/ハバロフスク事件関係文書/すべての日本人を拘禁場所から釈放し祖国へ送還することに関するソ連共産党中央委員会への報告/第十一回(最終)引揚/近衛文隆死亡に関する情報 12編
付録1-4
解題
あとがき
地図
年表
シベリア抑留体験記書誌
(以上は目次抄です)
『シベリア抑留関係資料集成』 目次
凡例
資料の典拠
用語等の解説
地図
第一部 日ソ戦争と捕虜の抑留及び移送
第一節 ヤルタ密約から日本の降伏調印まで
1 日ソ中立条約(一九四一年四月十三日調印)
2 敵国政府に対しジュネーブ条約準用方回答について(一九四二年二月十三日)
3 スターリン演説における対日侵略国批判の影響について(一九四四年十一月七日)
4 ソ連の中立条約廃棄及び対日参戦の可能性に関する情報について(一九四五年二月二十三日)
5 モロトフより日ソ中立条約廃棄の通告について(一九四五年四月五日)
6 最高戦争指導会議構成員会議において合意した対ソ交渉方針について(一九四五年五月十四日)
7 マリクに対し日ソ関係改善案の手交について(一九四五年六月三十日)
8 ソ連側に対し天皇メッセージの伝達及び近衛特使派遣申入れ方訓令(一九四五年七月十二日)
9 近衛文麿特使ソ連派遣のための和平要綱案(一九四五年七月)
10 天皇メッセージに対するソ連側より受入れ拒否の回答について(一九四五年七月十九日)
11 米、英、華三国宣言〔ポツダム宣言〕(一九四五年七月二十六日)
12 ソ連政府の対日開戦宣言(一九四五年八月八日)
13 終戦の「詔書」(一九四五年八月十四日放送)
14 在外邦人暫時残留の方針(一九四五年八月十四日)
15 一般命令第一号に関する「米ソ秘密外交書簡」(一九四五年八月十五—二十二日)
16 日本軍捕虜に関する「ベリヤの指令」(一九四五年八月十六日)
17 大本営陸軍部命令(一九四五年八月十五日以降)
18 関東軍の停戦状況報告(一九四五年八月二十六日)
19 ワシレフスキー元帥への報告(一九四五年八月二十九日)
20 スターリンの「ソ連国民に対する呼びかけ」(一九四五年九月二日放送)
21 日ソ戦争の人的・物的損害(『プラウダ』一九四五年九月十二日)
22 日ソ戦争のソ連側記録(一九四五年九月)
23 日ソ開戦前より終戦后約半歳に至る間の関東軍の概況(一九五八年五月)
第二節 ソ連の捕虜規定及び収容所システム
24 捕虜に関するジュネーヴ条約(一九二九年七月二十七日)
25 捕虜収容所の設置に関する内務人民委員部命令(一九三九年九月十九日)
26 捕虜収容所に関する規定(一九三九年九月二十三日)
27 捕虜に関する規定(一九四一年七月一日)
28 内務人民委員部収容所における捕虜の登録方法に関する指示(一九四一年八月七日)
29 内務人民委員部収容所における捕虜給養方法に関する指示(一九四一年八月七日)
30 捕虜等の労働使役に関する指令(一九四三年四月六日)
31 抑留ドイツ人の労働使役に関する国家防衛委員会決定(一九四四年十二月二十九日)
32 捕虜及び抑留者大隊収容所の業務指導改善に関する内務人民委員部命令(一九四五年一月十一日)
第三節 日本軍将兵のソ連移送と初期収容
33 日本軍捕虜の受入れ、配置、労働使役に関する国家防衛委員会決定(一九四五年八月二十三日)
34 日本人捕虜の選抜及び移送に関する内務人民委員部及び国防人民委員部の極東ソ連軍総司令官に対する指令(一九四五年八月二十五日)
35 満洲からの戦利品搬出に関する委員会設置についての国家防衛委員会決定通知(一九四五年八月三十一日)
36 極東ソ連軍に捕われた日本軍捕虜の人数に関する報告(一九四五年九月七日)
37 捕虜のモンゴル人民共和国当局への引渡しに関する赤軍参謀総長のザバイカル方面軍司令官への命令(一九四五年九月五日)
38 ハバロフスク地方の収容所に移送された日本人捕虜梯団の食糧事情に関する報告(一九四五年九月二十三日)
39 極東、ザバイカル・アムール及び沿海軍管区の独立労働大隊等に関するソ連軍後方本部の報告(一九四五年九月二十七日)
40 日本軍捕虜の食糧供給基準に関する内部人民委員及び赤軍後方本部長命令(一九四五年九月二十八日)
41 「捕虜の労働使役規定」の実施に関するソ連内務人民委員部の命令(一九四五年九月二十九日)
42 牡丹江市地区の日本人捕虜収容所の調査結果(一九四五年十月六日以前)
43 収容所における日本人捕虜の生活等諸条件の整備に関する内務人民委員指令(一九四五年十一月十二日)
44 日本人捕虜の遺体の埋葬方法に関する内務人民委員指令(一九四五年十一月十四日)
45 日本人捕虜の居住条件の改善に関する内務人民委員指令(一九四五年十一月二十四日)
46 日本人捕虜の人数と配置に関する報告(一九四五年十二月七日)
47 日本人捕虜の配置の現状に関する報告メモ(一九四五年十二月十一日)
48 日本人捕虜収容所の状態に関する内務人民委員部あて同ハバロフスク地方本部長の報告(一九四六年一月二十八日)
49 一九四五年八月二三日付国家防衛委員会決定の履行に関する内部人民委員部の報告メモ(一九四七年二月二十六日)
50 軍事省管轄労働大隊における日本人捕虜の人数及び配置に関する照会書(一九四七年四月七日)
第二部 虜囚生活と「民主運動」
第一節 虜囚生活——住居、衣服、食事、衛生、労働
51 日本人捕虜に対する不十分な物資供給に関する内務人民委員部の報告(一九四六年二月)
52 内務人民委員部収容所と国防人民委員部および保健人民委員部特別病院における日本人捕虜の罹病率と死亡率に関する調査書(一九四六年二月十九日)
53 日本人捕虜用食糧供給基準の変更と物品供給基準の導入に関する内相命令(一九四六年四月十七日)
54 シベリア・極東の日本人捕虜五万人を中央アジアに移送する内相命令(一九四六年四月二十日)
55 病気の日本人捕虜二万人を朝鮮に搬送し、健康な日本人捕虜二万二〇〇〇人を朝鮮から搬出する件に関する内相命令(一九四六年五月四日)
56 生産課題を履行しない日本人捕虜の労働日に関する内務省指令(一九四六年五月二十二日)
57 日本人捕虜と家族との文通を許可すべきだとするクルグロフ内相の報告(一九四六年七月三日)
58 作業ノルマを達成、超過達成した捕虜の賃金に関するソ連内相指示(一九四六年十月十一日)
59 日本人捕虜と、日本、満洲、朝鮮に住む家族との文通方法に関する内務省命令(一九四六年十月二十二日)
60 ドイツ人及び日本人捕虜の給食基準を公示するソ連内務省命令(一九四六年十一月十五日)
61 捕虜の肉体的状態の維持に関する内相指示(一九四七年一月二十七日)
62 日本軍捕虜の人数及び配置に関するクルグロフ内相あて報告(一九四七年二月二十日)
63 後藤富男記者の抑留記(『毎日新聞』一九四七年八月三日)
64 一九四七年一月一日から九月一日までの日本人捕虜文通の状況とその特徴に関する報告(一九四七年十一月一日)
65 ハバロフスク地方捕虜収容所における火災に関するソ連内相の電報(一九四七年十二月二十七日)
66 作業ノルマを達成、超過達成した捕虜の賃金に関する内相指示(一九四八年四月二十一日)
67 捕虜・抑留者の墓地を内務省地方機関の監督下に移管する内務省指示(一九四九年五月二十四日)
68 一九四一—一九四九年の国民経済における捕虜労働使役に関する報告(一九五〇年一月十七日)
69 尾上正男「国際法とソ連の俘虜待遇」(一九五〇年二月以降)
第二節 政治教育と「民主運動」
70 捕虜の反ファシスト政治講習の実施に関する内務人民委員部命令(一九四三年四月二十八日—五月七日)
71 捕虜の反ファシスト要員の養成に関する内務人民委員部命令(一九四三年十月十/十一日)
72 『日本新聞』第八六号「反軍闘争の呼びかけ」(一九四六年四月四日)
73 日本人捕虜の気分に関するクルグロフのスターリン等あて報告(一九四六年五月十七日)
74 『日本新聞』第一〇八号「日本新聞友の会」結成呼びかけ(一九四六年五月二十五日)
75 『日本新聞』第一四六号「戦犯追及の呼びかけ」(一九四六年八月二十二日)
76 『日本新聞』第二〇六号 浅原正基「わが民主運動の今後の任務」(一九四七年一月一日)
77 『日本新聞』第二四四号 第一回ハバロフスク地方反ファシスト代表者会議「ソ同盟に対する感謝文」「在ソ同胞に檄す」(一九四七年四月十二日)
78 内務省捕虜収容所政治部の活動に関する訓令(一九四七年四月十八日)
79 『日本新聞』第二六一号 片岡カオル「文化運動について」(一九四七年五月二十二日)
80 第二期反ファシスト・アクチヴ講習の実施に関するソ連軍政治総本部第七部長代理の報告メモ(一九四七年六月十日)
81 『日本新聞』第三七六号「モスクワ放送の捕虜情報」(一九四八年二月十二日)
82 一九四七年の捕虜の間での政治活動の経過に関するクルグロフ内相のスターリン等あて報告メモ(一九四八年三月十三日)
83 『日本新聞』第四二八号「帰国する兄弟たちへ」(一九四八年六月八日)
84 『日本新聞』第五三〇号 社説「日本共産党の総選挙での躍進」(一九四九年二月一日)
85 スターリン大元帥へおくる感謝文(一九四九年九月三日)
86 『日本新聞』第五四九号 社説「平塚運動をさらに拡大せよ」(一九四九年六月三十日)
87 『日本新聞』第六三〇号 社説「帰還同志よ! ソ同盟の真実の積極的宣伝家たれ!」(一九四九年九月二十二日)
88 『日本新聞』第六四五号「帰還者読本」8(最終回)(一九四九年十月二十七日)
第三節 「戦犯」摘発と裁判
89 ロシア共和国刑法典(一九二七年六月六日)
90 特別なカテゴリーの捕虜を第九九及び第一七一収容所に収容する命令(一九四四年九月九日)
91 ドイツ人捕虜抑留者の中から戦争犯罪人を摘発する件に関する内務省指令(十二月三日)
92 銃殺された田中義久中佐(ハルビン露語教育隊創設者)に関する証言
93 捕虜、抑留者による破壊工作、妨害活動、サボタージュとの闘争強化に関する内務省指令(一九四七年五月五日)94 特別規制収容所に移送されるべき日本人捕虜の本国送還中止に関するソ連軍後方本部長代理の報告(一九四八年七月十二日)
95 反ソ犯罪行為を暴かれた日本人捕虜を逮捕し、裁判にかけることに関するソ連内務省、法務省、ソ連軍検事総長の指示(一九四九年八月三日)
96 ハバロフスク裁判判決(一九四九年十二月三十日)
97 満洲国元皇帝溥儀を中国政府に引き渡すことに関する内相の報告(一九五〇年八月二十三日)
第四節 諸地域——極東、シベリア、中央アジア、モンゴル、北朝鮮、南樺太
98 ハバロフスク地方における捕虜・抑留者業務管理局の活動 一九四五—五〇年(一九五〇年五月二十日)
99 一九四五年から一九四九年までの内務省沿海地方収容所の生産活動に関する報告(一九五〇年二月六日以後)
100 一九四五年九月から一九四八年一二月までのチタ州第二四収容所活動に関する報告(一九四九年三月九日)
101 一九四五年から一九四九年までのイルクーツク州の捕虜収容所の活動に関する最終報告(一九四九年九月三十日)
102 カザフスタン共和国第九九スパッスク工場収容所(カラガンダ市)活動報告(一九五〇年二月二十六日)
103 一九四五—一九四九年一二月のタシケント第三八六収容所活動に関する報告(一九五〇年三月十二日)
104 モンゴルの収容所における捕虜処遇方法に関する訓令(一九四五年十月)
105 ナホトカの赤い太陽——吉村隊と人民裁判
106 蘇聯占領下北部朝鮮地方の概況に関する件(一九四六年四月十七日)
107 北朝鮮からの脱出、残留技術者の回想
108 樺太残留民の現況(一九四六年九月九日)/南樺太地区未帰還者の全般資料(一九五五年一月一日)
109 ソ連軍の南樺太占領政策と居留民
第三部 抑留者たちの帰還と冷戦下日本
第一節 米ソ協定と送還収容所
110 日本民間人の送還に関する外務人民委員あて同代理の業務メモ(一九四五年十一月三十日)
111 マッカーサー司令部記者会見(一九四六年三月十日、タス通信)
112 日本人送還問題に関する米ソ交渉に関するソ連外相あて駐日ソ連代表部政治顧問の業務メモ(一九四六年七月二十三日)
113 日本人捕虜の一部送還の可能性に関するソ連外相あて外務次官の業務メモ(一九四六年九月十五日)
114 日本人捕虜・抑留者のソ連からの送還に関する閣僚会議決定(一九四六年十月四日)
115 日本人捕虜のソ連からの本国送還に関するソ連邦内務省令(一九四六年十月十一日)
116 南サハリン製紙企業で働く日本人捕虜の送還を遅らせるよう求めるセルロース・製紙工業相の要請(一九四六年十一月六日)
117 日本人捕虜・民間人の北朝鮮及び遼東半島からの送還実施に関する沿海軍管区司令官命令(一九四六年十一月十二日)
118 ソ連地区引揚げに関する米ソ協定(一九四六年十二月十九日締結)
119 ナホトカ送還収容所に民主委員会が設立されたことに関する所長代理の沿海軍管区送還部長あて報告メモ(一九四七年一月十八日)
120 一九四七年の日本人送還テンポに関して閣僚会議送還業務全権代表が各省庁代表を招いて行った会議の議事録(一九四七年二月十九日)
121 日本人捕虜・民間人のソ連からの送還再開に関する閣僚会議決定(一九四七年三月八日)
122 日本人捕虜の労賃及び金銭に関する終戦連絡会議中央事務局より連合国軍総司令部あて要請(一九四七年三月十八日)
123 一九四七年の日本人捕虜送還に関する内相命令(一九四七年三月十九日)
124 日本人捕虜・民間人の送還のテンポに関するソ連内相及び閣僚会議送還業務全権代表の報告メモ(一九四七年六月六日)
125 ソ連及びソ連管轄地域で死亡した日本人の問題に関する日本政府覚書(一九四七年六月十日)
126 第四七回連合国対日理事会における米ソ代表の日本人捕虜送還をめぐる論争(一九四七年十月二十九日)
127 日本人送還問題をソ連紙に公表することは不適切である旨のソ連外相あて外務次官の業務メモ(一九四七年十二月二十七日)
128 モンゴルからナホトカ経由の捕虜送還に関する報告(一九四八年二月九日)
129 一九四八年に送還される日本人の人数削減を求めるモロトフのスターリンあて要請(一九四八年四月三日)
130 一九四八年における日本人捕虜・民間人のソ連からの送還に関する閣僚会議決定(一九四八年四月五日)
131 一九四八年における日本人捕虜送還に関する内相命令(一九四八年四月十二日)
132 閣僚会議送還業務全権代表代理職務代行バシーロフ少将のセローフ内務次官あて報告(一九四八年六月四日)
133 日本軍に属した朝鮮人捕虜の送還に関する内相命令(一九四八年九月二十五日)
134 タス通信発表「ソ連閣僚会議送還業務全権代表部声明」(一九四九年五月二十日)
135 日本人捕虜、抑留者、民間人のソ連からの送還に関する閣僚会議決定(一九四九年六月十日)
136 日本人捕虜・抑留者の送還に関する内相命令(一九四九年六月十五日)
137 沿海軍管区送還業務部長の閣僚会議送還業務全権代表代理ゴルーベフあて報告(一九四九年七月七日)
138 祖国帰還を拒否する日本人捕虜の送還に関する閣僚会議送還業務臨時全権代表の内務次官あて報告メモ(一九四九年十一月四日)
139 第一〇二回連合国対日理事会(一九四九年十二月二十二日)
140 対日理事会に提出された送還の資料を反駁する閣僚会議送還業務全権代表のソ連指導部あて報告メモ(一九四九年十二月三十一日)
141 第一〇八回連合国対日理事会におけるシーボルト声明(一九五〇年三月二日)
142 タス通信発表「日本軍捕虜のソ連からの送還完了について」(一九五〇年四月二十二日)
143 引揚問題に関する外務省発表、及び関連文書(一九五一年七月二十五日)
144 日ソ共同宣言調印前夜の日本人捕虜・抑留者、ソ連残留者数に関する内務次官の報告(一九五六年十月十八日)
145 日本国とソヴィエト社会主義共和国連邦との共同宣言(一九五六年十月十九日)
146 日本人捕虜埋葬者数と墓地所在地(一九五九年二月十九日)
147 抑留残留者に関する日本外務省極秘文書(一九四九年十月七日作成)
第二節 舞鶴帰還と米ソの工作
148 舞鶴引揚援護局業務場、分担と配置図(一九四九年四月)
149 引揚援護局の調査業務
150 ソ連引揚者感想文集(一九四七年七月)
151 参議院議員と山澄丸引揚者との座談会(一九四七年九月十五日)
152 高砂丸・永徳丸引揚者から観た引揚者の動向(一九四九年六月三十日)
153 引揚援護寮落書集(日付不明)
154 後期引揚者応急援護強化方策要綱(一九四九年五月)
155 駐日ソ連代表部が把握した舞鶴情報(一九四八年八月)
156 ソ連から帰還した日本人捕虜の尋問に関する情報(一九四八年十二月)
157 CIC(占領軍防諜機関)による小針延次郎尋問(一九四八年一月十五日)
158 ソ連領からの日本人帰還者——共産主義的教化(CIS〔G2傘下の民間諜報局〕報告、一九四九年二月二日)
159 抑留捕虜のスパイ徴募工作(『世界週報』一九五六年十一月二十一日)
第三節 政府の引揚施策と帰還者たちの運動
160 在外将兵復員促進運動の開始(『毎日新聞』一九四五年十二月一日)
161 在外父兄救出学生同盟の奉仕活動(『毎日新聞』一九四五年十二月三十一日)
162 在鮮邦人の引揚状況(一九四六年七月一日)
163 在外同胞帰還促進全国協議会結成と活動(一九四七年十月—四九年三月)
164 引揚者、復員者、留守宅家族、遺家族の生活擁護並に帰還促進闘争に関する共産党大会決議(一九四七年十二月)
165 引揚援護「愛の運動」(一九四八—四九年)
166 引揚同胞対策に関する決議(一九四八年五月十九日)
167 入党した帰還者諸君へ(『アカハタ』一九四八年七月三十日)
168 未帰還対策要綱(一九四八年十一月二十四日閣議決定)
169 一九四九年帰還第一船(『毎日新聞』一九四九年六月二十八日)
170 一九四九年帰還第一船(『帰還者戦線』一九四九年七月一日)
171 一九四九年帰還第一船、斉藤援護庁長官談(『全国引揚者新聞』一九四九年七月十五日)
172 引揚者の秩序保持に関する政令(一九四九年八月十一日)
173 一九四九年帰還第一船(『さきがけ』一九四九年九月十五日)
174 ルポルタージュ・舞鶴(『週刊朝日』一九四九年九月四日)
175 スパイ=幻兵団(『読売新聞』一九五〇年一月十一日)
176 「日の丸梯団」の報告書(一九五〇年一月)
177 参議院在外同胞引揚問題特別委員会中間報告書(一九五〇年三月三十日)
178 衆議院考査特別委員会における菅季治証言(一九五〇年四月五日)
179 引揚問題に対する国会決議(一九五〇年五月二日)
180 日本帰還者同盟共産党中央グループ文書(一九五〇年七月二十日)
181 抑留家族大会(『さきがけ』一九五一年八月十五日)
第四節 長期抑留者たちとその引揚
182 日本人受刑者に、肉親との通信および肉親から食糧などの小包や金銭の受領を許可する内相指示(一九五二年四月十日)
183 日本人捕虜と民間人の本国送還に関する内相命令(一九五三年十月二日)
184 帰国に関する日ソ赤十字社共同コミュニケ(一九五三年十一月十九日)
185 グロムイコ外務次官からホロドコフソ連赤十字総裁への書簡(一九五三年十一月二十五日
186 第一回引揚と在ソ同胞帰還促進会結成(一九五三年十二月一日)
187 第二回引揚(『毎日新聞』一九五四年三月八日)
188 日本国会議員代表団の訪ソ中の行動(一九五五年九月十九日)
189 ハバロフスク事件関係文書(一九五五—五六年)
190 在ソ同胞即時救出留守家族大会(『毎日新聞』一九五六年九月七日)
191 すべての日本人を拘禁場所から釈放し祖国へ送還することに関するソ連共産党中央委員会への報告(一九五六年十一月二十四日)
192 第十一回(最終)引揚(『読売新聞』一九五六年十二月二十六日夕刊)
193 近衛文隆死亡に関する情報
付録1 シベリア強制労働補償請求訴訟東京地裁判決(一九八九年四月十八日)
付録2 日ソ捕虜・収容所協定(一九九一年四月十八日)
付録3 戦後強制抑留者に係る問題に関する特別措置法(二〇一〇年六月十六日)
付録4 強制抑留の実態調査等に関する基本的な方針(二〇一一年八月五日閣議決定)
解題
あとがき
地図
年表
シベリア抑留体験記書誌
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