テナント
THE TENANTS

判型 | 四六判 |
---|---|
頁数 | 256頁 |
定価 | 3,080円 (本体:2,800円) |
ISBN | 978-4-622-08975-9 |
Cコード | C0097 |
発行日 | 2021年1月18日 |

THE TENANTS
判型 | 四六判 |
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頁数 | 256頁 |
定価 | 3,080円 (本体:2,800円) |
ISBN | 978-4-622-08975-9 |
Cコード | C0097 |
発行日 | 2021年1月18日 |
1970年冬のニューヨーク、再開発で立ち退きを迫られながら、新作完成まではと居座るユダヤ系作家レサーはたったひとりの住人(テナント)のはずが……空き部屋から聞こえるタイプライターの音。もうひとり、だれかが書いている! 黒人ウィリーとの物書き同士の凄惨な対決がはじまる。激動の時代にマラマッドが挑戦したサイケデリックな異色作を、半世紀後の今日に向けて初紹介。
「『テナント』はアメリカの文学の歴史においてターニングポイントになっており、文学にアイデンティティー・ポリティクスが台頭してきたこと、〈純粋芸術〉の可能性への信頼がなくなってきたことの始まりを示している」(アレクサンドル・ヘモン)