機能獲得の進化史
化石に見る「眼・顎・翼・あし」の誕生

判型 | 四六判 |
---|---|
頁数 | 200頁 |
定価 | 3,520円 (本体:3,200円) |
ISBN | 978-4-622-09029-8 |
Cコード | C0040 |
発行日 | 2021年8月6日 |

判型 | 四六判 |
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頁数 | 200頁 |
定価 | 3,520円 (本体:3,200円) |
ISBN | 978-4-622-09029-8 |
Cコード | C0040 |
発行日 | 2021年8月6日 |
生命史において、最初に「眼」や「顎」を、「あし」や「翼」などの機能を獲得したのはどのような生物だったのだろう。そしてその始点に、化石記録によってどこまで迫ることができるのだろうか。
新たな機能を獲得した種の出現によって、その生態系での生存のルールが一変することがある。たとえば約6億年前には、眼も手足もない生物たちが海で暮らしていた。しかしひとたび眼を持つ生物が出現すると、生態系が激変した。弱肉強食の世界に変わったのだ。
その後も、たとえばあしを転用することで陸上生態系への進出が、乾燥に耐えうる卵を生むことで完全な陸上生活が可能になった。巣を作ることで、生存の難しい地域に進出できるようにもなった。
飛行能力、暗視能力、反響定位能力。新たな生存のルールのもとで、生物は次々に新たな機能を獲得していき――そして現在、生物は地球上の至るところにはびこっている。44点の古生物イラストとともに、6億年の生命史に転換点をもたらした生物たちに迫る書。
はじめに
第1章 攻撃と防御
第2章 遠隔検知
第3章 あし
第4章 飛行
第5章 愛情
おわりに
索引
もっと詳しく知りたい読者のための参考資料