みすず書房

終盤戦 79歳の日記

ENDGAME

A Journal of the Seventy-ninth Year

判型 四六判
頁数 408頁
定価 3,960円 (本体:3,600円)
ISBN 978-4-622-09570-5
Cコード C0098
発行日 2023年3月16日
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終盤戦 79歳の日記

私は「この日記を通じて……たとえ老いて病んでいても、海辺の家で暮らすことがどんなご褒美をもたらしてくれるのかを伝え」たい。そして「他人に頼って生きることを学ばなければならなかった」ことも。
次々と訪ねてくれる「宝の山のような」友人たちとの時間は生活を豊かに広げ、愛猫ピエロには時に手を焼き、花々と海には心洗われ、以前だったら返事書きに苦しめられた読者からの手紙が、今では「勇気を注入してくれる注射のようなもの。そのおかげで、長距離走の最後の数周をなんとか走りつづけていられる」

「サートンは何百万もの女性にとって灯台のような存在だった。そしてその光は弱まりつつあるとはいえ、彼女は『独り居の日記』を書いたサートンのままでありつづけている」(「ライブラリー・ジャーナル」)

書評情報

川本三郎
(評論家)
「またメイ・サートンの日記が読める!」
毎日新聞 2023年5月6日
山内マリコ
(小説家)
「よりよく生きるため書き続ける」
朝日新聞 2023年5月27日