救い
SALVEZZA
Quando le due metà del mondo si incontrarono per la prima volta

判型 | 四六判 |
---|---|
頁数 | 608頁 |
定価 | 5,500円 (本体:5,000円) |
ISBN | 978-4-622-09654-2 |
Cコード | C0097 |
発行日 | 2023年9月1日 |

SALVEZZA
Quando le due metà del mondo si incontrarono per la prima volta
判型 | 四六判 |
---|---|
頁数 | 608頁 |
定価 | 5,500円 (本体:5,000円) |
ISBN | 978-4-622-09654-2 |
Cコード | C0097 |
発行日 | 2023年9月1日 |
この国の戦国の急所を突いた小説だ。
著者の筆力でイエズス会の記録が気韻生動している。
恐ろしく深い。――磯田道史(歴史家)
東西の邂逅。最大主義の文化(マキシマリズム)と
最小主義の文化(ミニマリズム)の出会い。
大航海時代の欲望と布教、戦国時代の野望と茶の湯、
そして天正遣欧少年使節団。
ルイス・フロイスの再来!――青柳正規(古典考古学)
「何が起こったのかまったく知られていなかった。宣教師たちの手紙はどれも寡黙だったし、それを否定できたかもしれない数少ない文書は削除され、あるいは失われてしまった。確実に知られていたのは、ヨーロッパ人が日本で茶の湯という不可解な儀式を発見したということだ」。
時は1579年(天正7年)。大航海時代のイエズス会宣教師アレッサンドロ・ヴァリニャーノと東方貿易商人のアルヴィーゼ・モーロ。戦国時代の日本にたどり着いた二人のイタリア人の思惑と行動が、西洋(キリスト教)と東洋(茶の湯、禅仏教)の最初の出会い、そしてその後の断絶をもたらした。大友宗麟や高山右近といったキリシタン大名をはじめ、織田信長、千利休、豊臣秀吉との息詰まる交渉も描く、壮大な歴史小説。
公明新聞 2023年12月4日(月) |
佐久間文子 (文芸ジャーナリスト) 文藝春秋 2024年2月号 |
[ゲスト]ベッピ・キュッパーニ/磯田道史