並行宇宙は実在するか 電子書籍あり
この世界について知りうる限界を探る

判型 | 四六判 |
---|---|
頁数 | 262頁 |
定価 | 2,970円 (本体:2,700円) |
ISBN | 978-4-622-09769-3 |
Cコード | C0040 |
発行日 | 2025年4月16日 |
電子書籍配信開始日 | 2025年5月2日 |

判型 | 四六判 |
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頁数 | 262頁 |
定価 | 2,970円 (本体:2,700円) |
ISBN | 978-4-622-09769-3 |
Cコード | C0040 |
発行日 | 2025年4月16日 |
電子書籍配信開始日 | 2025年5月2日 |
「この夜空のずっと先は、いったいどうなっているのだろう」「この世界はどこまで続いているのだろうか」。誰もが一度は考えたことのある素朴な問いを突き詰めていくと、「私たちの宇宙以外にも、並行宇宙が無数に存在する」というとんでもない理論に辿りつく。
私たちが観測できる領域は、この宇宙のごく一部に限られている。しかし、その限られた範囲の観測事実から、これまでに宇宙の途方もない歴史が明らかになり、さまざまな謎も浮かび上がってきた。たとえば、「誕生直後の宇宙の温度はなぜ極めて均一だったのか(地平線問題)」。あるいは、「この宇宙はなぜ不自然なほど生命に都合よくできているのか(微調整問題)」。これらの問題に対し整合性をとるべく、科学者たちはさまざまな宇宙像を考えだしていった。そして、無数の並行宇宙の存在を仮定する「マルチバース」と呼ばれる宇宙像に到達したのだ。本書はこの過程を豊富な図版とともに解説し、その検証可能性にも触れている。
巻末には、監修者による解説「並行宇宙論の衝撃」を付す。サイエンスライターによる丁寧な説明と最前線の研究者のビジョンが織りなす1冊。
『並行宇宙は実在するか』口絵 (14,517 KB)
1 私たちの宇宙――ユニバース
第1章 宇宙はどのくらい広いのか
第2章 宇宙は無限か有限か
第3章 「無」からの宇宙創成
第4章 宇宙を超巨大化させた「インフレーション」
2 無数の宇宙――マルチバース
第5章 親宇宙から無数の子宇宙が生まれた
第6章 私たちの宇宙は“幸運”なのか
第7章 物理学史上最大の微調整問題
第8章 超ひも理論が予言する宇宙
第9章 パラレルワールドとの深いつながり
3 マルチバース宇宙論は実証できるか
第10章 インフレーションの証拠は見つかるか
第11章 超ひも理論や高次元空間は実証できるか
第12章 並行宇宙の存在は実証できるか
あとがき
監修者解説 並行宇宙論の衝撃
さらに学びたい読者のためのブックガイド
図版出典
索引