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エネルギー消費の蓄積史
SANS TRANSITION
Une nouvelle histoire de l’énergie

| 判型 | 四六判 |
|---|---|
| 頁数 | 336頁 |
| 定価 | 3,960円 (本体:3,600円) |
| ISBN | 978-4-622-09862-1 |
| Cコード | C0030 |
| 発行日 | 2026年8月10日 |
| 電子書籍配信開始日 | 2026年8月28日 |

SANS TRANSITION
Une nouvelle histoire de l’énergie

| 判型 | 四六判 |
|---|---|
| 頁数 | 336頁 |
| 定価 | 3,960円 (本体:3,600円) |
| ISBN | 978-4-622-09862-1 |
| Cコード | C0030 |
| 発行日 | 2026年8月10日 |
| 電子書籍配信開始日 | 2026年8月28日 |

木から石炭、石炭から石油、石油から次のステージへ。エネルギー史ではこのような段階論的トランジション(転換)が定説となっているが、それは誤りである。
人類が消費するエネルギーは、低次から高次へ転換してきたのではない。機関車の多くは石炭よりも木を燃やし、炭坑の支柱は膨大な木を使った。今でも、石油生産に必要な鋼鉄、自動車道のセメント、地域によってはプラスチックも石炭で作られる。〈伝統的〉な燃料は、今も大量に消費されている。なぜなら各種エネルギーは共存関係にあり、旧が新で置き換わる関係にはないからだ。どの消費量もひたすら増え続け、それは今、史上最大レベルにある。
本書はエネルギートランジション説が単なる神話だったことを実証しているが、その欠陥は初歩段階ですでに明らかだった。にもかかわらず、あたかも真実のように受容されたのはなぜか。本書はその疑問にも答え、焦点を原子力推進に当てる。
トランジション説は、次段階のイノベーションが気候危機を解決するという先送り策を正当化してきた。しかしそれは夢想にすぎない。英『エコノミスト』誌、英『フィナンシャルタイムズ』紙ベストブックス2024選出。仏政治環境学財団政治環境学賞、仏上院歴史書賞、仏経済財務省協賛テュルゴ賞審査員賞受賞。『人新世とは何か』共著者による話題の最新刊。
はじめに――エネルギー共生の歴史
第1章 ロウソクの光
第2章 「の時代」――物質によるフェーズ分けとその問題
第3章 石炭の歴史(それはほんとうは木の……)
第4章 木造の宮殿
第5章 炭素結合
第6章 カーボン・ファラシー(Carbon Fallacy)――炭素についての誤った考え
第7章 成長を支える根
第8章 木材の石油化
第9章 テクノクラシー・インク
第10章 原子力のマルサス主義者たち
第11章 エネルギー危機の創造
第12章 テクノロジーというカード
結び――歴史の重要性
原注