
■A5変型判カバー装
■平均350ページ
バルトの独特な明るさはどこから来ていたのか。それはどこから彼のもとに来ていたのか。というのは、彼もまたそれを受けとっていたはずなのだから。何事も単純化せず、襞にも余白にも乱暴をはたらくことなく光はいつもひろがりだしていた。
――ジャック・デリダ
- 2002年秋にフランスで刊行された新版『ロラン・バルト全集』を底本とした決定版
- 単行本未収録の論文・対談など「バルトが出版したものすべて」を編年順に収める
- 全巻監修は石川美子(明治学院大学教授)。各巻は、気鋭の研究者による清新な翻訳により、バルト世界の理解をたすける精密な註を付す
- 読者の期待に応える、読みやすい本文、堅牢ながら親しみやすい造本