
二・二六事件の民間側首謀者として刑死した北一輝の遺した著作を全3巻に編纂。
23歳で自費出版し、河上肇・片山潜・福田徳三らを讃嘆させ、明治政府により直ちに発禁になった『国体論及び純正社会主義』、辛亥革命に参加した体験を語り、ただひとり吉野作造に評価された『支那革命外史』、上海で断食40日にして書き上げ、「昭和維新」運動の陸軍青年将校らに秘密裏に読まれた『日本改造法案大綱』。これらに加え、少年時代から刑死までの論文・詩歌・書簡、二・二六事件の訊問調書など関係資料を収める。
- 第1巻 国体論及び純正社会主義
- 第2巻 支那革命外史・日本改造法案大綱
- 第3巻 論文・詩歌・書簡 関係資料雑纂