みすず書房

パウル・クレー展 創造をめぐる星座

兵庫県立美術館 3月29日(土)-5月25日(日)

2025年3月28日

「パウル・クレー展 創造をめぐる星座」が兵庫県立美術館で2025年3月29日(土)から5月25日(日)まで開催されます。
(国内3館の巡回展です。愛知県立美術館は会期終了、兵庫県立美術館ののち静岡市美術館で6月7日-8月3日開催予定。)

スイス・ベルンのパウル・クレー・センターとの学術的な協力のもと、キュビスム、表現主義、ダダ、シュルレアリスムといったクレーと同時代の美術動向にも目を向け、他作家の作品とあわせて展示することで、クレーの独自性にとどまらずその同時代性や交流などにも焦点を合わせる展覧会。

関連イベントも開催予定です。講演会「パウル・クレー 転換するコンステレーション」3月29日(土)14:00-15:30(講師・黒田和士、愛知県美術館学芸員・本展企画者)、「詩と音楽で綴るパウル・クレーの世界――谷川賢作コンサート」4月11日(金)15:00-(ピアニスト谷川賢作、ソプラノ歌手・深川和美)ほか。

詳細・お申し込み・お問い合わせは、兵庫県立美術館へ。
兵庫県立美術館「パウル・クレー展」 https://www.artm.pref.hyogo.jp/exhibition/t_2503/

 

『クレーとマルク 動物たちの場所』

[最新刊]4月10日刊行

20世紀を代表する画家パウル・クレーと、クレーの同年代の友でよき理解者であり、その才能を誰よりも早く見出した〈青騎士〉の画家フランツ・マルク。第一次大戦下ヴェルダンの地でマルクが斃れるまで、二人は家族ぐるみで交流し、多数の手紙や葉書を交わして絵画論や近況を伝えあった。そしてそこには、互いを思い遣るあたたかな絵が添えられていた。
二人が残した絵葉書、クレーによる動物を画題とする作品、そして動物を愛し描きつづけたマルクの作品を一冊に編み、ドイツ絵画史に残るひそやかな交感に光をあてる。

パウル・クレーとフランツ・マルク。
交わされた絵葉書と描かれた作品のなかに響き合う
二人の画家の友情。