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ヤン・コット 私の物語<品切>

PRZYCZYNEK DO BIOGRAFII


『シェイクスピアはわれわれの同時代人』を読んだ人なら誰でも、ピーター・ブルックの次の言葉をたちどころに了解するだろう。「ヤン・コットはシェイクスピアについて直接に語る。いつ真夜中に警察に叩き起こされるか知れぬような書き方で書いたのは彼だけである」。マクベス夫人を、リチャード三世を包む血塗られた夜明け、それはまた、ヒットラーを、スターリンを経てきた、この世紀の夜明けでもあった。
1914年生まれのヤン・コットは今年80歳になったが、まだ生きているのが不思議なくらいだ。ポーランド系ユダヤ人として生を享けた青年はパリのシュールレアリスムの中で「感情教育」を始めた。それもつかのま、39年にソ連とドイツによって引き裂かれた故国に立ち戻り、かろうじてシベリア送りをまぬがれる。「ショア」に向かってゆくポーランド……。名を変え、他人になりすまし、危機をくぐり抜ける抵抗の日日がつづく。そして、戦後になっても新たな恐怖政治が始まっただけだった。
死者の行列、虐殺された希望、狂気の愛、償い得ない憎しみ……。「すべての仲間がもういない。遂に私は一人である」。これが、「もうひとつのヨーロッパ」においてテロルの時代を生き抜いた男の結語である。



著訳者略歴

ヤン・コット
Jan Kott

1914年ワルシャワに生まれる。ワルシャワ大学文学部教授を経て、1966年アメリカ合衆国へ移住。イェール大学、カリフォルニア大学バークレイ校、ニューヨーク州立大学ストウニー・ブルック校で教えてきた。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
関口時正
せきぐち・ときまさ

1951年東京都に生まれる。1974年東京大学文学部仏文学科卒業。同大大学院比較文学比較文化専修課程、ポーランド政府給費留学(クラクフ大学、1974-6)。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。

この本の関連書


「ヤン・コット 私の物語」の画像:

ヤン・コット 私の物語

「ヤン・コット 私の物語」の書籍情報:

四六判 タテ188mm×ヨコ128mm/416頁
定価 3,780円(本体3,500円)
ISBN 4-622-01094-1 C0097
1994年12月12日発行
<ただいま品切です>