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サリヴァンの生涯 2<品切>

PSYCHIATRIST OF AMERICA


今世紀のアメリカ精神医学の歩みを考えるとき、ハリー・スタック・サリヴァンの果たした役割はあまりに大きい。分裂病の精神療法が無効とされていた1920年代、薬物のないこの時代に、貧しい人々を中心とする分裂病者の精神療法に手をつけ、数百人の患者について成功を収めたこと、病棟の構造の改革や看護士の訓練、対人関係論の展開や患者との面接のノウ・ハウ、人類学や社会学との共同研究等々――。だが、彼の全体のすがたはいままで闇につつまれたままであった。
本書は、サリヴァンの雑誌『サイカイアトリー』の常任編集者であり、晩年の彼のよき聞き役であり、その後彼の遺稿の編集にあたったペリー女史による、はじめての、そしておそらくは、直接彼を知るものによる最後の本格的な伝記である。第2巻では、シェパード・アンド・イノック・プラット病院時代、ニューヨーク時代、チャスナット・ロッジ病院時代のサリヴァンの烈しい診療、教育、診療指導の実体を中心に、人類学者サピーアや政治学者ラスウェルとの共同研究、エーリッヒ・フロム、フリーダ・フロム=ライヒマン、カレン・ホーナイらとの交流、そして世界平和を願い、国際会議出席のため1949年1月14日パルに客死するまでを、つぶさに描いている。巻末には、訳者によるサリヴァン著作総目録、年表、家系図を付した。


目次


第26章 フェレンチ・シャーンドルの影響
第27章 アドルフ・マイヤーの影響
第28章 エドワード・サピーアと出会う
第29章 シカゴ社会学派を発見する
第30章 代弁者となる
第31章 シェパードを去る
第32章 斧の落下
第33章 おぼつかない移行期
第34章 クラレンス・H・ベリンシャー
第35章 経済学の一問題
第36章 自由の身となること
第37章 ニューヨーク市における生活のテンポ
第38章 一つのインスティチューションを発明する
第39章 研究中心
第40章 財団の地平を拡大する
第41章 ベセズダ暮らし
第42章 ヒロシマの後
第43章 1949年1月14日、パリ

お礼のことば
訳者あとがき
家系図

H・S・サリヴァン著作総目録
サリヴァン関係年表
索引


著訳者略歴

ヘレン・S・ペリー
Helen S. Perry

ワシントン精神医学校で個人精神分析のコースをとり、1946年よりサリヴァンの秘書、またサリヴァンの雑誌『サイカイアトリー』の常任編集者となる。サリケアン全遺著の編集実務責任者。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
中井久夫
なかい・ひさお

1934年奈良県に生れ、兵庫県に育つ。京都大学医学部卒業。現在神戸大学医学部精神神経科教授。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
今川正樹
いまかわ・まさき

1945年兵庫県に生れ育つ。神戸大学医学部卒業。現在兵庫県立尼崎病院神経科勤務。論文「分裂病の血球中のビタミンE価について」(1987)「市接後ブロック構成について」(共著、1985)など。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。

この本の関連書


「サリヴァンの生涯 2」の画像:

サリヴァンの生涯 2

「サリヴァンの生涯 2」の書籍情報:

A5判 タテ210mm×ヨコ148mm/368頁
定価 7,150円(本体6,500円)
ISBN 4-622-02195-1 C3047
1988年5月16日発行
<ただいま品切です>