「みすず書房」ページ内リンク

  1. 「メインメニュー」へ移動
  2. 「みすず書房の本の検索メニュー」へ移動
  3. 「本文」へ移動
  4. 「サイト利用ガイド」へ移動



メルロ=ポンティ・コレクション 6

ヒューマニズムとテロル<品切>

COLLECTION MERLEAU-PONTY

6


自由主義陣営と暴力的な共産主義という図式が流布していた1947年に書かれた本書は、ベルリンの壁とソ連崩壊後に生きるわれわれに何を投げかけてくるのだろうか? 批判的考察の対象とされているのは、1940年代に書かれたケストラーの作品、そして1938年のモスクワ裁判である。今では遠ざかってしまった時代のこうした事柄をとりあげた本書を、しかし一貫して流れているのは「暴力とは何か」という、まさに今日的な問題である。

「絶対的非暴力は結局のところ、すでにでき上がった世界、それもうまくでき上がった世界という観念に立脚している。」

「われわれは純粋さと暴力のあいだで選択するのではなく、多様な種類の暴力のあいだで選択するのである。われわれが受肉している限りで、暴力とはわれわれの宿命なのだ。」

こうしたメルロ=ポンティの言葉は、かつてないほど世界のそこここで暴力の遍在を感じざるをえない今、リアリティをもって読む者に迫る。

ケストラー作品について、またモスクワ粛正裁判についての情報を記した詳細な訳者解題、さらに附論として、シェーラー、マルセル、サルトル作の3編への書評を収める。



著訳者略歴

モーリス・メルロ=ポンティ
Maurice Merleau-Ponty

1908年フランスに生まれる。1926年エコール・ノルマル・シュペリュール入学。在学中サルトル、ボーヴォワール、レヴィ=ストロースらと知り合う。1930年哲学教授資格試験に合格。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
木田元
きだ・げん

1928年生まれ。1953年東北大学文学部卒業。中央大学名誉教授。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
合田正人
ごうだ・まさと

1957年生まれ。一橋大学社会学部卒業。現在東京都立大学人文学部助教授。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。

この本の関連書


「ヒューマニズムとテロル」の画像:

ヒューマニズムとテロル

「ヒューマニズムとテロル」の書籍情報:

四六判 タテ188mm×ヨコ128mm/360頁
定価 3,240円(本体3,000円)
ISBN 4-622-03096-9 C1310
2002年7月10日発行
<ただいま品切です>