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藤田省三著作集 5

精神史的考察<品切>

著者
藤田省三

「ここにはもはや、おとぎ話と隠れん坊が〈経験の胎盤〉を用意し、成年式が祭式的・物語り的枠組みの中で経験を〈実演〉した一続きの成長過程はない。……二十世紀人にとっては、〈追放されてあること〉はかつてのような演劇的経験ではなく、一時的な迷い子の経験でもなく、存在そのものの基礎条件となっている」(「或る喪失の経験」より)

この本は、1975年から81年に至る数年間に「折に触れて」書かれた文章から成る。しかも、それは「単純な年代順の〈崩壊史〉なのである」(まえがき)。崩壊・没落の観点からの原始社会論である「隠れん坊の精神史」に始まり、律令国家・幕藩体制、それぞれの崩壊を、『保元物語』と吉田松陰に考察し、あとは明治国家の消長、昭和軍国時代の元首のぶざまさへの批判とつらなる。人間の前史が終ろうとする時に、人間の〈精神〉と〈経験〉の全体像としての〈歴史〉を描こうとするささやかな試み。

付録に、『野ざらし紀行』『歎異抄』ノート新収。



著訳者略歴

藤田省三
ふじた・しょうぞう

1927年に生まれる。1953年東京大学法学部卒。以後、中断をはさんで、1993年3月まで法政大学勤務。思想史。2003年5月歿。著書 『藤田省三著作集』全10巻(1997-1998、みすず書房)

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。

この本の関連書


「精神史的考察」の画像:

精神史的考察

「精神史的考察」の書籍情報:

四六判 タテ188mm×ヨコ128mm/344頁
定価 3,780円(本体3,500円)
ISBN 4-622-03105-1 C1331
1997年4月25日発行
<ただいま品切です>