ユダヤ哲学
聖書時代からフランツ・ローゼンツヴァイクに至る
PHILOSOPHIES OF JUDAISM

判型 | A5判 |
---|---|
頁数 | 504頁 |
定価 | 6,600円 (本体:6,000円) |
ISBN | 978-4-622-03203-8 |
Cコード | C3010 |
発行日 | 2000年4月25日 |
備考 | 現在品切 |

PHILOSOPHIES OF JUDAISM
判型 | A5判 |
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頁数 | 504頁 |
定価 | 6,600円 (本体:6,000円) |
ISBN | 978-4-622-03203-8 |
Cコード | C3010 |
発行日 | 2000年4月25日 |
備考 | 現在品切 |
離散によって、非ユダヤの水脈と密接に係わりつづけることを余儀なくされたユダヤ哲学の歴史は、異邦の思想の漸次的吸収とその変容の歴史であるといえる。
イスラム教、キリスト教、ユダヤ教の三つの一神教の間の複雑な交通を浮き彫りにしながら、聖書時代から中世、近代へとユダヤ哲学に多大な影響を与えた哲人の跡を辿り、最後の巨星フランツ・ローゼンツヴァイクに至る本書の射程は、古代から現代までを広く覆う。
各々の時代に立てられた問いと、それに与えた哲学者たちの答えによって、ユダヤ哲学の特質と連続性を示したうえで、著者の視線は、近代ヨーロッパの枠組の中に移されたユダヤ哲学の格闘、そして20世紀に至ってユダヤ人の生存が提起した「まったくあたらしい問題群」へと向かってゆく。
未来への不安と希望、そして戒めの言葉をもって締め括られる本書は、前途多難なイスラエルへのグットマンの置き土産として、ひとつの思想の豊かさを現代に伝える