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ネルと子供たちにキスを

日本の捕虜収容所から

KUSJES AAN NEL EN KINDEREN


第二次世界大戦中、釜石の日本軍捕虜収容所にはオランダ、イギリス、アメリカ人の捕虜が収容され、鉱山や病院で強制労働に従事させられていた。
著者は当時、高校の理科の教師として、家族とともにオランダ領東インド(現在のインドネシア)に住んでいたが、日本軍のジャワ島侵攻と同時に捕虜になり、家族も別の抑留所に入れられた。
日記からは、ジャワから釜石までの捕虜の輸送、収容所や強制労働の詳細がわかり、それだけでも貴重な史料。しかしそれを上まわる魅力は、ひとつの極限状況のなかで、戦友の病状を気遣い、時間を縫って化学の教科書を作り、子供たちの誕生日に、どんな人間になってほしいかを記し、望郷の念、信仰と平和の大切さを必死に伝えようとする著者の姿だろう。それは、人間の尊厳とは何かを考えさせずにはおかない。

本書は、現存する日記をもとに、日本オリジナル版として、編集・翻訳された。戦争を体験した世代にも、まったく知らない世代にも、時代を超えて届いてほしい一冊である。



著訳者略歴

エヴェルト・ウィレム・リンダイヤ
Evert Willem Lindeijer

オランダのロッテルダム市に生まれる。1935年ライデン大学で博士号取得。同年、オランダ領東インド(当時)へ渡り、バンドンのキリスト教系高等学校の理科の教師となる。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
村岡崇光
むらおか・たかみつ

1938年広島市に生まれる。東京教育大学言語学科博士課程中退後、1970年エルサレムのヘブライ大学で博士号取得。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。

この本の関連書


「ネルと子供たちにキスを」の画像:

ネルと子供たちにキスを

「ネルと子供たちにキスを」の書籍情報:

四六判 タテ188mm×ヨコ128mm/224頁
定価 1,980円(本体1,800円)
ISBN 4-622-03386-0 C0098
2000年7月19日発行

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