みすず書房

歴史としての戦後日本 上

POSTWAR JAPAN AS HISTORY

判型 四六判 タテ188mm×ヨコ128mm
頁数 304頁
定価 3,190円 (本体:2,900円)
ISBN 978-4-622-03679-1
Cコード C1021
発行日 2002年1月 7日
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歴史としての戦後日本 上

日本の「戦後」はなかなか終わらず、「歴史」として対象化することが、いまだにむずかしい。しかもその間、壊滅的な戦争や革命など〈当然至極〉の節目もなく、見直す気運も生まれにくかった。

本書は、そんな状況に知的な突破口を開く一冊だ。戦後史像を包括的に提示し、それでいて、たんなる通史ではない。現在、アメリカで活躍する第一線の日本近現代史研究者9人が、それぞれテーマを絞り、複眼をもって描く戦後日本。1980年以降、「日本史研究は日本人がやるもの」という通念は完全に覆されたが、本書はそれを実証する、アメリカの日本研究の総決算。

上巻には、本書の意図と目的を明確にする、編者ゴードンの力のこもった序論と、ダワー、カミングズ、グラックがそれぞれ刺激的な視角から分析する「戦後史像」、そして経済と社会の構造変化を分析したハインと、ガロン&モチズキの2篇、計6篇を収める。

目次

序論( アンドルー・ゴードン)〔翻訳 森谷文昭
I
1 二つの「体制」のなかの平和と民主主義——対外政策と国内対立( ジョン・W・ダワー)〔翻訳 森谷文昭
2 世界システムにおける日本の位置( ブルース・カミングズ)〔翻訳 森谷文昭
3 現在のなかの過去(キャロル・グラック)〔翻訳 キャロル・グラック/沢田博〕
II
4 成長即成功か——歴史的にみる日本の経済政策(ローラ・E・ハイン)〔翻訳 松居弘道〕
5 社会契約の交渉(シェルドン・ガロン/マイク・モチズキ)〔翻訳 岡田信弘〕

原注