みすず書房

歴史としての戦後日本 下

POSTWAR JAPAN AS HISTORY

判型 四六判 タテ188mm×ヨコ128mm
頁数 224頁
定価 3,080円 (本体:2,800円)
ISBN 978-4-622-03680-7
Cコード C1021
発行日 2002年1月 7日
備考 現在品切
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歴史としての戦後日本 下

「今から振り返ると、日本は難なく経済大国になったようにみえる。しかし、その歴史の過程を実際に生きた人々にとって、それは、途方もない変化だった」(序論)当初、国家運営の基本にかかわる目標をどこに設定するか、たとえば、石炭と石油のどちらを経済の基礎に据えるか、だれにも確信はなく、意見の統一もなかったのだ。本書は、そんな歴史変化のダイナミズムを分析し、しかもそれを単線的な「進歩」ととらえず、歴史に参画した人々の試行錯誤、葛藤、緊張に注目して、彼らの視点から、戦後史を読みなおそうとする。
下巻は、社会と文化の構造変化に着目したケリー論文と、差別問題、労働運動史、知識人と政治という、それぞれの視点から、民主主義の質の問題を問う、アパム、ゴードン、コシュマンの論文を収める。
「戦後」とは何か。本書はそれを問う、新しい対話を可能にするだろう。

目次

III
6 都会における場の発見——イデオロギー、制度、日常生活(ウィリアム・W・ケリー)〔翻訳 ウィリアム・W・ケリー/白鳥義彦〕
7 社会的弱者の人権(フランク・アパム)〔翻訳 古関彰一〕
8 職場の争奪(アンドルー・ゴードン)〔翻訳 森谷文昭
9 知識人と政治(J・ヴィクター・コシュマン)〔翻訳 葛西弘隆〕

監訳者あとがき
原注
索引