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ラーエル・ファルンハーゲン

ドイツ・ロマン派のあるユダヤ女性の伝記

RAHEL VARNHAGEN

LEBENSGESCHICHTE EINER DEUTSCHEN JUDIN AUS DER ROMANTIK


1771年、裕福なユダヤ人商家に生まれたラーエルは、ドイツ・ロマン主義の華やかなベルリンでサロンを開き、各界のそうそうたる人たちを集めた――フンボルト兄弟、プロイセンのルイ・フェルディナント王子と愛人パウリーネ、フケー、シュレーゲル、シャミッソー、そして伯爵夫人や女優たち。

時は、ナポレオン戦争と、それにつづくウィーン会議の後にユダヤ人排斥が再燃する時代。ラーエルは必死に、ドイツ文化に同化し、貴族階級に受け容れられたいと願った。いくつもの恋に破れた後、1814年、ジャーナリスト・外交官のファルンハーゲンと結婚する。しかし、自らのユダヤ性から逃れられることはなかった。

アーレントは1920年代半ば、ラーエルの遺した膨大な書簡に出会い、伝記的研究に没頭。ラーエルの生涯を、あたかも本人が語るように物語ろうとした。そしてヒトラーが政権を掌握した1933年、ほぼ完成した第一草稿を携えてパリへ、さらにニューヨークへ亡命し、1958年に本書の公刊に至る。

アーレントにとって、ラーエルのユダヤ性は自らの問題であった。本書はドイツ=ユダヤ人のアイデンティティを探る最初の著作となり、彼女の個人的な思いが色濃く反映した希有な作品となった


目次


はじめに
第1章 ユダヤ女性そしてシュレミール 1771-1795年
第2章 世の中へ 1795-1799年
第3章 終わったあと・どう生きる? 1799-1800年
第4章 異国への逃亡・美しい世界 1800-1801年
第5章 魔法・美・愚行 1802-1804年
第6章 解答・大いなる僥倖 1805-1807年
第7章 同化 1807-1808年
第8章 昼と夜
第9章 路傍の乞食 1808-1809年
第10章 ある友情の破綻 1809-1811年
第11章 市民的改善・出世の物語 1811-1814年
第12章 賤民と成り上がり者のはざま 1815-1819年
第13章 ユダヤ性から逃げられはしない 1820-1933年

第2部 ラーエルの手紙および日記より

訳者あとがき
手紙および日記(第2部)の出典一覧
参考文献
ラーエル・ファルンハーゲン年譜
人名索引


著訳者略歴

ハンナ・アーレント
Hannah Arendt

1906年、ドイツのハノーヴァー近郊リンデンでユダヤ系の家庭に生まれる。マールブルク大学でハイデガーとブルトマンに、ハイデルベルク大学でヤスパースに、フライブルク大学でフッサールに学ぶ。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
大島かおり
おおしま・かおり

1931年に生まれる。1954年東京女子大学文学部卒業。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。

この本の関連書


「ラーエル・ファルンハーゲン」の画像:

ラーエル・ファルンハーゲン

「ラーエル・ファルンハーゲン」の書籍情報:

A5判 タテ210mm×ヨコ148mm/368頁
定価 6,600円(本体6,000円)
ISBN 4-622-03805-6 C3022
1999年12月17日発行

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