バナナ
鶴見良行著作集 6

判型 | A5判 |
---|---|
頁数 | 338頁 |
定価 | 5,720円 (本体:5,200円) |
ISBN | 978-4-622-03816-0 |
Cコード | C1336 |
発行日 | 1998年11月25日 |

バナナ
判型 | A5判 |
---|---|
頁数 | 338頁 |
定価 | 5,720円 (本体:5,200円) |
ISBN | 978-4-622-03816-0 |
Cコード | C1336 |
発行日 | 1998年11月25日 |
「希有な旅人でもあり自由奔放な知識人でもあった」(村井吉敬)
東南アジアの島々を歩きつつ、人びとの暮らしの細部からユニークな思索を重ねていった鶴見良行は、バナナ、エビ、ナマコ、ヤシなど、具体的な「モノ」の交流史を通じて、閉ざされた日本人の国家意識を解体し、広大な国境なき世界へと開いていったのである。
本巻は安くて甘い果物「バナナ」の背後に、多国籍企業の影、農園労働者の困苦、日本と東南アジアの歪んだ関係を浮き彫りにした代表作『バナナと日本人』と、その関連論考、同時期に書かれたエッセイ・書評を収録する。解説は、村井吉敬氏による「鶴見良行バナナ研究とその周辺」。