フィールドノート I
鶴見良行著作集 11
判型 | A5判 |
---|---|
頁数 | 402頁 |
定価 | 7,260円 (本体:6,600円) |
ISBN | 978-4-622-03821-4 |
Cコード | C1336 |
発行日 | 2001年5月2日 |
判型 | A5判 |
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頁数 | 402頁 |
定価 | 7,260円 (本体:6,600円) |
ISBN | 978-4-622-03821-4 |
Cコード | C1336 |
発行日 | 2001年5月2日 |
〈歩くひと〉鶴見良行は、東南アジアの島々を隅々まで旅しながら、緻密で詳細な取材ノートを綴り続けていた。日記形式でありながら、「写真やスケッチのはいった、手堅い芸術品のような作品」(鎌田慧氏の言葉)として、丁寧に記録された、そのフィールドノートの全貌が、いよいよ明らかになる日が来た。
本巻と12巻(来春、本著作集最終配本として刊行予定)の2分冊として集成される「フィールドノート」篇は、『バナナと日本人』から『マングローブの沼地で』を経て『ナマコの眼』に至る、著者の思考を決定付けた時期を中心に纏められるものである。若い研究者たちを中心に、入念に加えられた注解、本邦初公開の著者撮影の写真とコメンタリーの数々……
まず刊行される本巻では、ミンダナオ、スラウェシ、アル諸島などを、あるいは一人で、あるいは村井吉敬氏ら仲間たちとゆるやかに旅する日々が、ビビッドに描かれる。一読止められぬ、まさに必読の一書である。