青年ルター 1
YOUNG MAN LUTHER

判型 | 四六判 |
---|---|
頁数 | 224頁 |
定価 | 2,750円 (本体:2,500円) |
ISBN | 978-4-622-03972-3 |
Cコード | C1011 |
発行日 | 2002年8月23日 |
備考 | 現在品切 |

YOUNG MAN LUTHER
判型 | 四六判 |
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頁数 | 224頁 |
定価 | 2,750円 (本体:2,500円) |
ISBN | 978-4-622-03972-3 |
Cコード | C1011 |
発行日 | 2002年8月23日 |
備考 | 現在品切 |
北方キリスト教界の偉大な改革者、マルチン・ルター。彼は若き日に、さまざまな神経症的苦悩や父親コンプレックスと格闘し、アイデンティティの混乱に苦しんだ。その姿は、数世紀のあいだ提示されてきた、つねに強健で雄弁な、生産性にあふれたルター像とは、なじみにくい。ルターの青年期の危機は、その後、いかにして稀有な才能の開花へと結びついていったのだろうか。
第1巻では、父の希望のままに大学にすすみ、優等で卒業したばかりのルターが、ただ一度の落雷によって、過去と予想された未来を断ち切り、修道士になる誓願をたてたこと、そして、過去にさまざまな解釈が試みられてきた「聖歌隊での発作」によって、聖堂の床に倒れふしてしまうまでをみてゆく。
これらの出来事は、真正の宗教経験だったのか? それとも精神医学的な症例の重要な兆候なのか? 鉱夫たちの迷信世界のなかに生まれ、魔術的世界観に浸かって過ごした幼年期、学校と大学、母親の意味、そして父親の意味…ルターを通して、青年の自我に内在する回復力を論じる、全2冊。