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青年ルター 2<品切>

YOUNG MAN LUTHER

A STUDY IN PSYCHOANALYSIS AND HISTORY


アウグスティヌス修道院に入ったマルチンにとって、修道生活は人生の決定的な決断を延期させるモラトリアムの役割を果たした。

孤独と匿名性のなかにしばしの安らぎを得たマルチンだったが、神に至る道を感じることができず、やがて神を「信頼できない恐ろしい父」とみなすことによって罪を背負ったという自覚は、激しい混乱をもたらした。その彼がふたたび「神は義である」という認識に至りつくプロセス――著者はそれを、制度的宗教が世界観=価値観を支配していた時代の文脈と、マルチンの内に展開する心理的発展の過程の内に読み解いてゆく。

信仰と意志、宗教と律法との新たな境界設定をめざして、独自の神学体系を組み立てていったルターの〈引き延ばされたアイデンティティ危機〉の解決、さらに、宗教改革という反乱を起こした数年後、嵐の後の静けさの中で彼を再び襲った中年期の危機にいたる歩みの内に、ルターの愛の能力の大きさ、そして回復力の大きさを見る。全2巻・完結。



著訳者略歴

エリク・H・エリクソン
Erik H. Erikson

1902年ドイツに生まれる。精神分析家・思想者。アンナ・フロイトに教育分析を受け、ウィーン精神分析研究所で児童の分析に従事。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
西平直
にしひら・ただし

1957年、甲府市生まれ。信州大学卒。東京都立大学大学院を経て、東京大学大学院博士課程修了。現在東京大学教育学研究科助教授。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。

この本の関連書


「青年ルター 2」の画像:

青年ルター 2

「青年ルター 2」の書籍情報:

四六判 タテ188mm×ヨコ128mm/272頁
定価 3,240円(本体3,000円)
ISBN 4-622-03973-7 C1011
2003年10月23日発行
<ただいま品切です>