映画の音楽
LA MUSIQUE AU CINEMA

判型 | A5判 |
---|---|
頁数 | 480頁 |
定価 | 10,450円 (本体:9,500円) |
ISBN | 978-4-622-04425-3 |
Cコード | C1074 |
発行日 | 2002年8月22日 |
備考 | 現在品切 |

LA MUSIQUE AU CINEMA
判型 | A5判 |
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頁数 | 480頁 |
定価 | 10,450円 (本体:9,500円) |
ISBN | 978-4-622-04425-3 |
Cコード | C1074 |
発行日 | 2002年8月22日 |
備考 | 現在品切 |
本書は〈音響芸術としての映画〉を論ずるミシェル・シオンの研究の集大成であり、映像と音/音楽の相互関係を考察した白眉の書である。
サイレント映画からマイケル・ナイマンの確信犯的音楽が効果を上げる『ピアノ・レッスン』まで、シオンは映画史をたどりつつ、あるときは映像に付帯し、あるときは映像に対峙しそれを異化する音/音楽の構造を露わにする。
クラシックの名曲からジャズ、ロック、民族音楽、現代音楽まで幅広い音楽が取り上げられ、映像とのさまざまな関係が語られる。また、バーナード・ハーマン、マックス・スタイナー、ミシェル・ルグラン、クロード・ルルーシュ、ニーノ・ロータ、エンニオ・モリコーネら多くの作曲家たちの仕事に本書は捧げられている。
シオンは作曲家として自らのキャリアをスタートさせた。音楽という存在を熟知した著者による、映像と音楽の絡み合いを描いた最も重要な一冊と言えよう。
「これはこの分野では文句なしに最高の本であり、偉大な映画作曲家をすべて歴史的に詳しく呈示・解釈しながら、われわれが映画を体験する際にサウンドトラックがいかに影響するかを考察するものである」(スラヴォイ・ジジェク)。《フランス批評家協会最優秀映画書賞》受賞作。