マゼラン
ツヴァイク伝記文学コレクション 1
MAGELLAN

判型 | 四六判 |
---|---|
頁数 | 378頁 |
定価 | 2,530円 (本体:2,300円) |
ISBN | 978-4-622-04661-5 |
Cコード | C0397 |
発行日 | 1998年8月7日 |
備考 | 現在品切 |

MAGELLAN
判型 | 四六判 |
---|---|
頁数 | 378頁 |
定価 | 2,530円 (本体:2,300円) |
ISBN | 978-4-622-04661-5 |
Cコード | C0397 |
発行日 | 1998年8月7日 |
備考 | 現在品切 |
世界周航という人類の知識の獲得に一身を捧げた人物、マゼラン。スペイン国王と契約を結び、1519年五隻の船で出帆する。リオ・デ・ジャネイロ湾、ラ・プラタ河口を経て、待望のマゼラン海峡を発見し、前人未到の太平洋を横断しながら、フィリピンの島で非業の最期を遂げる。彼の意志はしかし「ヴィクトリア」号に乗り移ってスペインに帰還し、そして死んだマゼランには名声が与えられることはなかった。その生涯が比較的知られていなかった、周到綿密な知性と鉄の意志を持つ人物の、栄光と悲惨を描き出す。
平凡なセビーリャ市民であったアメリゴ。新大陸発見の航海に加わった彼の報告から、本人の知らぬ間に歴史の偶然にもてあそばれて、アメリカの名付親になるという法外な名誉を荷うことになる。その過程でどのような名声と誤解が生じたか、同時代人ばかりでなく、数世紀にわたる見解の変遷を語る。推理小説に比する伝記小説。
マゼラン
——人物とその偉業—— (関楠生・河原忠彦訳)
緒言
原著者の注
第一章 航海が必要である
第二章 インドのマゼラン 1505年3月-1512年6月
第三章 マゼラン自由の身となる 1512年6月-1517年10月
第四章 理念の実現 1517年10月20日-1518年3月22日
第五章 千の抵抗に立ち向う一つの意志 1518年3月22日-1519年8月10日
第六章 出帆 1519年9月20日
第七章 無益な探索 1519年9月20日-1520年4月1日
第八章 暴動 1520年4月2日-1520年4月7日
第九章 偉大な瞬間 1520年4月7日-1520年11月28日
第十章 マゼラン、王国を発見す 1520年11月28日-1521年4月7日
第十一章 最後の勝利を目前に横死 1521年4月7日-1521年4月27日
第十二章 指揮官なき帰航 1521年4月27日-1522年9月6日
第十三章 死んだ者が損をする
マゼラン年譜
アメリゴ
——歴史的誤解の物語—— (河原忠彦訳)
序章 アメリゴ
第一章 歴史的状況
第二章 不滅の三十二頁のために
第三章 一つの世界はその名を語る
第四章 大論争始まる
第五章 文書は干渉する
第六章 ヴェスプッチとは誰か