この道を行く人なしに

1923年、南アフリカのジョハネスバーグ近郊、スプリングスに生まれる。20歳のとき、ジョハネスバーグのヴィットヴァテルスラント大学に1年間、聴講生として通う。25歳で、短編集『顔と顔を合わせて』（1949）で本格的なデビュー。最初の長編小説は『いつわりの日々』（1953）。その後、10作の長編小説、200以上の短篇作品を発表。『保護管理人』でブッカー賞受賞。1991年、ノーベル文学賞受賞。邦訳『ブルジョワ世界の終わりに』（スリーエーネットワーク、以下スリーエー）、『ゴーディマ短編小説集 Jump』『現代アフリカの文学』『ナディン・ゴーディマは語る アフリカは誰のものか』（岩波書店）、『バーガーの娘』（みすず書房）、『マイ・サンズ・ストーリー』（スリーエー）。

1951年宮崎市に生まれる。一橋大学卒業。東京都立大学大学院博士課程中退。専攻 アフリカ文学。現在東京都立大学教授。著書『アフリカ文学読みはじめ』（スリーエー）。共著書『今日の世界文学』（放送教育振興会）、『激動の文学』（信濃毎日新聞社）。訳書 ホーヴェ『骨たち』（講談社）、同『影たち』（スリーエー）、ゴーディマ『ブルジョワ世界の終わりに』（スリーエー）、同『バーガーの娘』（みすず書房）、サロ=ウィワ『ナイジェリアの獄中から』（スリーエー）、ほか。