強迫パーソナリティ【新装版】
OBSESSIVE PERSONALITY
判型 | 四六判 |
---|---|
頁数 | 344頁 |
定価 | 4,180円 (本体:3,800円) |
ISBN | 978-4-622-04960-9 |
Cコード | C1047 |
発行日 | 1998年10月20日 |
備考 | 現在品切 |
OBSESSIVE PERSONALITY
判型 | 四六判 |
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頁数 | 344頁 |
定価 | 4,180円 (本体:3,800円) |
ISBN | 978-4-622-04960-9 |
Cコード | C1047 |
発行日 | 1998年10月20日 |
備考 | 現在品切 |
現代は強迫パーソナリティの時代である。そのパーソナリティ構造の極端なものが、精神科医を訪れる患者の大部分を占めている。すべての強迫パーソナリティが社会的に不適応を起こしているわけではなく、逆に社会の中にあって、ときには高い社会機能を果たしている人も少なくない。
本書のユニークな点は、第一部として強迫パーソナリティ(あるいは強迫的な生き方)の記述、第二部にはその破綻としてのいくつかの病態(うつ状態、恐怖神経症、強迫神経症、嗜癖状態、ギャンブル、盗癖、自慰など)を簡単にスケッチし、最後に第三部として(個々の病態ではなくて)強迫パーソナリティの精神分析療法をおいていることであろう。重心はあくまでも強迫パーソナリティにある。
著者サルズマンはワシントン精神医学校でトレーニングを受けた、サリヴァンの流れを汲む精神分析医で、現在ジョージタウン大学臨床教授。
「治療は、困難ではあるが成功することも非常に多い。その結果、もはや〈絶対的で不可能な要求〉にしばられない、より自由な人間が生れる。」
序
第一部 強迫パーソナリティの諸特徴
1 強迫的行動についての諸理論
2 強迫的スタイル
3 社会参加、性生活、結婚生活
4 強迫スペクトル
第二部 強迫状態と他の症候群
5 抑うつ
6 恐怖症
7 強迫的防衛の破綻
8 嗜癖状態
第三部 治療
9 強迫パーソナリティの治療
10 臨床的考察
エピローグ
訳者あとがき
索引