家族の死【新装版】
THE DEATH OF THE FAMILY
判型 | 四六判 |
---|---|
頁数 | 240頁 |
定価 | 3,080円 (本体:2,800円) |
ISBN | 978-4-622-04989-0 |
Cコード | C1047 |
発行日 | 2000年10月10日 |
備考 | 在庫僅少 |
THE DEATH OF THE FAMILY
判型 | 四六判 |
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頁数 | 240頁 |
定価 | 3,080円 (本体:2,800円) |
ISBN | 978-4-622-04989-0 |
Cコード | C1047 |
発行日 | 2000年10月10日 |
備考 | 在庫僅少 |
著者は1931年南アフリカのケープタウンに生れた。大学を卒業後、医師としてロンドンの病院に勤務、精神病院の在り方に疑問をもち「反精神医学」の狼煙を上げる。R・D・レインの、いうならば一の弟子である。分裂病者のための実験病棟ヴィラ21を担当した。
本書は分裂病者の家族研究に源をもつ。著者によれば「家族とはその社会的な義務としてわれわれの経験を曖昧なやり方で濾過し、われわれの行為から純真でゆたかな自発性を奪ってしまう組織」なのである。この「家族」は死なねばならない。その後に初めて、自己、愛、やさしさが再生されるのだ、と著者はいう。
「家族に敵対する本書を書き終るまでに私は深い精神的、身体的危機を経てきた……最悪の状態にある間中、私を看護し、深い優しさと憂慮をこめて私の世話をしてくれたのは、私の弟のピーターと義妹のキャロル、および彼らの小さな娘たちであった。本当の家族が当然そうあるように。私は四歳のハイディに水の言葉を教えた。また樫の枝と握手したり、ハローと言ったり、それに対して木々が与える驚くほどさまざまな答を開きとる方法を教えた。しかし彼女が私に教えたものはそれよりはるかに深いものであった。」(本文220頁より)
家族の死
愛の地誌
革命の二つの顔
教育の終り—— 一つの始まり
君の豚肉に思いこがれよ
治療の彼岸
愛と狂気の革命
〈死〉と革命
わが最後の意志と誓約
格言の贈物
前・誕生日おめでとう
献呈の辞
訳注
訳者あとがき