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家族の死【新装版】

THE DEATH OF THE FAMILY


著者は1931年南アフリカのケープタウンに生れた。大学を卒業後、医師としてロンドンの病院に勤務、精神病院の在り方に疑問をもち「反精神医学」の狼煙を上げる。R・D・レインの、いうならば一の弟子である。分裂病者のための実験病棟ヴィラ21を担当した。
本書は分裂病者の家族研究に源をもつ。著者によれば「家族とはその社会的な義務としてわれわれの経験を曖昧なやり方で濾過し、われわれの行為から純真でゆたかな自発性を奪ってしまう組織」なのである。この「家族」は死なねばならない。その後に初めて、自己、愛、やさしさが再生されるのだ、と著者はいう。
「家族に敵対する本書を書き終るまでに私は深い精神的、身体的危機を経てきた……最悪の状態にある間中、私を看護し、深い優しさと憂慮をこめて私の世話をしてくれたのは、私の弟のピーターと義妹のキャロル、および彼らの小さな娘たちであった。本当の家族が当然そうあるように。私は四歳のハイディに水の言葉を教えた。また樫の枝と握手したり、ハローと言ったり、それに対して木々が与える驚くほどさまざまな答を開きとる方法を教えた。しかし彼女が私に教えたものはそれよりはるかに深いものであった。」(本文220頁より)


目次


家族の死
愛の地誌
革命の二つの顔
教育の終り―― 一つの始まり
君の豚肉に思いこがれよ
治療の彼岸
愛と狂気の革命
〈死〉と革命
わが最後の意志と誓約
格言の贈物
前・誕生日おめでとう
献呈の辞

訳注
訳者あとがき


著訳者略歴

デーヴィッド・クーパー
David Cooper

1931年南アフリカのケープタウンに生れる。1955年ケープタウン大学を卒業。医学士・外科学士となり、ロンドンに出ていくつかの病院に勤務。分裂病者のための実験的な病棟ヴィラ21を担当した。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
塚本嘉壽
つかもと・よしひさ

1943年東京に生れる。一橋大学卒業。京都大学教育学部博士課程中退。臨床心理学専攻。現在埼玉大学教養学部教授。著書『漱石、もう一つの宇宙』(新曜社、1994)『タンタロス・コンプレッス』(行路社、1994)。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
笠原嘉
かさはら・よみし

1928年神戸市に生れる。京都大学医学部卒業。精神医学専攻。名古屋大学名誉教授。著書『青年期』(1977、中公新書)『ユキの日記』

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。

この本の関連書


「家族の死【新装版】」の画像:

家族の死【新装版】

「家族の死【新装版】」の書籍情報:

四六判 タテ188mm×ヨコ128mm/240頁
定価 3,080円(本体2,800円)
ISBN 4-622-04989-9 C1047
2000年10月10日発行

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