機械としての王
みすずライブラリー
LE ROI-MACHINE

判型 | 四六判 |
---|---|
頁数 | 258頁 |
定価 | 2,750円 (本体:2,500円) |
ISBN | 978-4-622-05003-2 |
Cコード | C1322 |
発行日 | 1996年9月19日 |
備考 | 現在品切 |

機械としての王
LE ROI-MACHINE
判型 | 四六判 |
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頁数 | 258頁 |
定価 | 2,750円 (本体:2,500円) |
ISBN | 978-4-622-05003-2 |
Cコード | C1322 |
発行日 | 1996年9月19日 |
備考 | 現在品切 |
君主の栄光を讃える壮麗な騎馬パレード、宮殿を舞台に繰り広げられる究極の宴。多彩な芸術が花開いたといわれる絶対王制の時代に、スペクタクルが果たした真の機能とはなんであったのか。封建的秩序と新しい価値観が並存する社会にあって、その中心に君臨しすべてを操ったひとりの王。だが権力は、やがて国王個人の身体を後景に退かせ、国家というひとつの不気味な機械として立ち現れる。
「偉大なる世紀」の神話が作られていくその陰で、比類なき君主は幽霊と化した……。ルイ十四世時代の王権国家における文化の変容を犀利に論じ、現代につらなる象徴システムの起源をさぐる、きわめて示唆的な著作。