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みすずライブラリー

人類の星の時間

STERNSTUNDEN DER MENSCHHEIT Zwolf historishe Ministuren


〈星の時間〉について、ツヴァイクはつぎのように説明している。「芸術家の創造において成就される本質的、永続的なものは、霊感によるわずかな、稀な時間のなかでのみ実現する。同様に、歴史のなかでも崇高な、忘れがたい瞬間というものは稀である。……無数の人間が存在してこそ一人の天才が現われ出るのであり、坦々たる時間が流れ去るからこそ、やがて本当に歴史的な、人類の星の時間というべきひとときが現われ出るのである。」(序文)

ゲーテ、ナポレオン、ドストエフスキー、スコットなどの天才が輝きを放った、十二の世界史の運命的な瞬間を凝縮して描いた、ツヴァイク晩年の傑作。

[初版1961年4月『ツヴァイク全集』[第一次]第8巻として刊行、1972年12月『ツヴァイク全集』[第二次]第5巻として刊行]


目次



不滅の中への逃亡
   ――太平洋の発見 1513年9月25日
ビザンチンの都を奪い取る
   ――1453年5月29日
ゲオルク・フリードリッヒ・ヘンデルの復活
   ――1741年8月21日
一と晩だけの天才
   ――ラ・マルセイエーズの作曲 1792年4月25日
ウォーターローの世界的瞬間
   ――1815年6月18日のナポレオン
マリーエンバートの悲歌
   ――カルルスバートからヴァイマルへの途中のゲーテ 1823年9月5日
エルドラード(黄金郷)の発見
   ――J・A・ズーター、カリフォルニア 1848年1月
壮烈な瞬間
   ――ドストエフスキー、ペテルスブルグ、セメノフ広場 1849年12月22日
大洋をわたった最初のことば
   ――サイラス・W・フィールド 1858年7月28日
神への逃走
   ――1910年10月の末、レオ・トルストイの未完成の戯曲『光闇を照らす』への
      一つのエピローグ(終曲)
南極探検の闘い
   ――スコット大佐、90緯度 1912年1月16日
封印列車
   ――レーニン 1917年4月9日
訳者のあとがき


著訳者略歴

シュテファン・ツヴァイク
Stefan Zweig

1881年、ウィーンに生まれる。早熟な抒情詩人として出発したのち、第一次世界大戦末にスイスヘ移り、戦後はザルツブルクに住む。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
片山敏彦
かたやま・としひこ

1898年高知県に生まれ、1961年東京で没する。詩、評論、翻訳等多彩な業績をのこす。著書『片山敏彦著作集』全10巻(みすず書房、1971-72)。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。

書評情報

吉井譲<信濃毎日新聞 2011年1月9日(日)>
<日経ビジネス 2011年2月7日(月)>

この本の関連書


「人類の星の時間」の画像:

人類の星の時間

「人類の星の時間」の書籍情報:

四六判 タテ188mm×ヨコ128mm/392頁
定価 2,750円(本体2,500円)
ISBN 4-622-05006-4 C0397
1996年9月19日発行

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