昨日の世界 1
みすずライブラリー 第2期
DIE WELT VON GESTERN

判型 | 四六判 |
---|---|
頁数 | 366頁 |
定価 | 3,520円 (本体:3,200円) |
ISBN | 978-4-622-05034-6 |
Cコード | C1398 |
発行日 | 1999年3月10日 |

DIE WELT VON GESTERN
判型 | 四六判 |
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頁数 | 366頁 |
定価 | 3,520円 (本体:3,200円) |
ISBN | 978-4-622-05034-6 |
Cコード | C1398 |
発行日 | 1999年3月10日 |
それでは語れ、選べ、お前たち回想よ、私にかわって。そして少なくとも私の人生が暗黒のうちに沈む前に、私の人生の映像を見せてくれ!——
ナチズムが席巻するヨーロッパを逃れて、アメリカ大陸に亡命したツヴァイクは、1940年ごろ、第二次世界大戦勃発を目にして、絶望的な思いで、本書を書き上げた。ホテルの一室で、著書の一冊も手記もなく、友の手紙もないまま、ただ記憶だけを手がかりにして。
ウィーンの少年時代から書き起こされたこの自伝は、伝統の織り成すヨーロッパ文化の終焉を告げるものであり、著者が一体化した一つの時代の証言であり、遺書である。
はしがき
安定の世界
前世紀の学校
春の目覚め
生の万象
永遠の青春の都、パリ
自己への途上の廻り道
ヨーロッパを超えて
ヨーロッパの輝きと影
1914年、戦争の最初の頃
あとがき