みすず書房

昨日の世界 1

みすずライブラリー 第2期

DIE WELT VON GESTERN

判型 四六判 タテ188mm×ヨコ128mm
頁数 360頁
定価 3,520円 (本体:3,200円)
ISBN 978-4-622-05034-6
Cコード C1398
発行日 1999年3月10日
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昨日の世界 1

それでは語れ、選べ、お前たち回想よ、私にかわって。そして少なくとも私の人生が暗黒のうちに沈む前に、私の人生の映像を見せてくれ!——

ナチズムが席巻するヨーロッパを逃れて、アメリカ大陸に亡命したツヴァイクは、1940年ごろ、第二次世界大戦勃発を目にして、絶望的な思いで、本書を書き上げた。ホテルの一室で、著書の一冊も手記もなく、友の手紙もないまま、ただ記憶だけを手がかりにして。

ウィーンの少年時代から書き起こされたこの自伝は、伝統の織り成すヨーロッパ文化の終焉を告げるものであり、著者が一体化した一つの時代の証言であり、遺書である。

目次

はしがき
安定の世界
前世紀の学校
春の目覚め
生の万象
永遠の青春の都、パリ
自己への途上の廻り道
ヨーロッパを超えて
ヨーロッパの輝きと影
1914年、戦争の最初の頃
あとがき

書評情報

文藝春秋(佐藤優・評
2011年8月号
友の会ニュース(新潟市立図書館)
2012年1月27日号
日本経済新聞(玉利伸吾・評
2017年6月10日
日本経済新聞(坂井修一・評)
2020年10月11日