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エコノミーとエコロジー【新装版】<品切>

広義の経済学への道


大学紛争につづく1960年代後半は、アダム・スミス以来、商品と市場を対象としてきた「狭義の経済学」が、第二次大戦を契機として勃興した未曽有の科学・技術の革新を背景として、その理想を繚乱と花開かせた時代である。それと同時に、その当然の結実ともいうべき荒涼不毛な「社会的症候群」――公害、自然・環境破壊、資源・エネルギーをめぐる、人間=生態系の存在の根底をゆすぶる諸問題が、世界の工業化社会にいっせいに噴出した時代でもあった。それ以来、経済学をはじめとする社会諸科学は学問として根本的な問い直しを迫られ、科学・技術もまた、その自由放任な研究・開発に深刻な疑義をもたれている。

本書は、つとにこれらの問題に深い関心を示し、学問に対する信頼の回復と人類の目前の危機の克服のための新しい知の冒険に挑んできた著者の、真摯な模索の跡を示す論文を集めたものである。

著者は、機械的・可逆的循環系としての狭義の経済学のパラダイムがかかえる、現時点における本質的欠点を浮き彫りにするとともに、人間=生態系についての新しい次元を含む、有機的・非可逆的開放系としての「広義の経済学」への止揚の道程を平明に示している。



著訳者略歴

玉野井芳郎
たまのい・よしろう

1918年山口県に生まれる。1941年東北帝国大学法文学部卒業。同大学助手、講師、助教授を経て、1951年東京大学教養学部助教授。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。

この本の関連書


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エコノミーとエコロジー【新装版】

「エコノミーとエコロジー【新装版】」の書籍情報:

四六変型判 タテ188mm×ヨコ131mm/376頁
定価 3,190円(本体2,900円)
ISBN 4-622-05106-0 C1033
2002年4月16日発行
<ただいま品切です>